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透析施設でどういう差があるのかについては、これまでもたくさん書いてきました。

はっきり言って、透析施設が違うだけで元気に生きられる期間が5年、10年、場合によっては20年違ってくるというのも大げさな話ではありません。

では、どのような差があるのか?

ドライウェイトの見直しは、月に1回?
それとも、毎回の透析データで血圧などを見て100g単位で変えてくれる?

場合によっては数か月に1度、いっぺんに3キロくらい変えようとする病院までありますな。

ね。
ドライウェイト一つとっても病院によっては、大きな違いがあります。

先進病院では、1か月間で100g単位でコロコロ何度もドライウェイトを変える病院もあるし、遅れてる病院だと半年も1年もドライウェイトを変更しない病院もあります。

この遅れてる病院で見かける光景として、突然、医師が3キロもドライウェイトを増やします!
とか言ってる病院があるんですよね~。

えっ?

じゃあ、前回の透析では、体に必要な水を3キロも余計に引き込んでいたんですかっ!
ってなりませんか?

体内の水分なんてそんなに何十キロもある訳ではないのに、3キロも余分に引いてたのか!
そんなことしてたら、そりゃ、患者は死んじゃうだろ!
って話ですな。

1か月前のレントゲンで心胸比はどうだったの?
おかしな話です。

しかし、僕はそういう光景を見た事があります。
そういう患者さんは長く持ちませんな。

3キロも急激に太る患者さんは少ないはずですからな。
せめてもっと前から500g単位で数度に分けて増やしてきたんなら話も分かりますが。

まあ、こういう人のデータを後から見せてもらうと、
3か月前の心胸比が47
2か月前は45
1か月前は43
当月が38

メチャベリやん!
で、慌てて医師がドライを3キロ増やしたんですな。

あはは(^◇^)
順調に心胸比が下がってるのに3か月ほったらかしです。

この医師は悪いですが信用出来かねますな。
(何を見てたんだろうか?)

患者さんの方も、もっとドライウェイトに真剣に取り組んでいたほうが良いですな。

自身の体感でも分かるはずです。

ドライウェイトまで除水して、
*血圧低下
*足のつり
*声のかすれ
*耳に水が入ってるような感覚

こういう症状があった場合は、体内の水を引いてはいけない分まで引いてしまってる可能性があります。

体が太ってしまい、ドライウェイトが合わなくなっているのですな。

50キロのドライウェイトの人の場合、体が太ってしまい本当の体重が51キロになってしまうと、ドライウェイトも51キロにしないとね。

ドライを50キロのままにしておくと、1キロ余分に水を引いてしまう事になります。
そりゃ、脱水症状が出ますな!
当然です。

そういうのを避けるために、ドライを細かく100g単位で変更するような病院もある訳ですから。

逆のケースもありますからね。
体が痩せてしまい、本当の体重が49キロになっていたら、50キロまで毎回除水しても体に無駄な水が1キロ余った状態が続く事になります。

こういうのもいつまでもほったらかしていると、内臓にダメージがありますから。
早めにドライウェイトを下げてもらわないと、そのうち健康被害が起きます。

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病院によっての差を感じるのはこういうところだけじゃないですけどね。

看護師や技士さんが、透析終了後に患者さんに話しかけ、ちゃんと声のカスレが無いかチェックしてる病院まであるくらいですから。

つまり、ハンプや心胸比だけではなく、透析時の時間毎の血圧状況、足のつりは起きてないか、透析後の声のカスレは無いか、をしっかりチェックしてるような病院は相当に優秀です。

駄目病院では、患者にそういう症状が出ていても全くの無頓着です。

僕に言わせれば、この程度はドライウェイト決定基準の常識レベルであって、別に真新しい情報という訳でも無いんですけどね。

かと言って、駄目病院で、患者の方が神経質になってドライウェイトの変更を申し出ると、モンスター患者扱いされたりして面倒なだけなんですよね。

まあ、駄目病院はトコトン駄目という典型ですな。
自分の体感や経験値から、正しい事を言っても、迷惑がられるだけで、こちらの提供する透析を黙って受けておけ!
という、まさに横暴とも取れるような言い方をされる場合もあります。

僕も最初の透析病院を転院する際に、お世話になった看護師さんや技士さんにあいさつ回りをしていたら、技士長さんに、
「患者の方からドライ変更を申し出るのは違いますから!」とクギをさされました。

えっ?
僕が、
「お世話になりました。有難うございました。」と言った後の返答がソレ?

あはは(^◇^)
このブログで何度も登場する、挨拶できない技士長ですから仕方ありませんがね。

実は、この病院こそがドライをいっぺんに3キロ以上変更するという病院だったのですな。

それが透析患者にどれほど危険な行為か!という事が全く分かっていないんでしょう。
医療技術とか言う前に、患者を出来るだけ生かそうとする努力が全く見えない感じにしか思えませんね。

それが日常的に行われてたので、僕は自身の体感から500g単位でドライ変更を申し出ていただけなんですが、それも最後に技士長さんから文句言われるんですから。

まあ、その技士長さんから言わせれば、僕のような患者は早く殺したいのかも知れませんけどね。
その病院では当時、15年以上透析している患者さんがいませんでしたからね。
ダイアライザーもほとんどの患者さんが同じタイプのモノを使っていましたし、単に透析しているだけという病院でした。

こういう透析に関して、向上心の全く見られない病院もあります。

逆に、患者を出来るだけ平穏に心豊かに生きてもらおうという、意欲を感じられる病院が、今の僕が通ってる病院ですな。
医療技術も確かに大事ですし、先のドライウェイトの変更なども重要ですが、それ以前に、精神的に参ってしまいやすい透析患者に、出来るだけ平穏に透析してもらおう!と考えて取り組んでくれる病院は少ないですからな。

人工透析というのは終末期医療という事になるんでしょうか?
どこに重点を置くかで、スタッフさんや主治医の方向性が大きく異なります。

現在、僕の通う病院でも、透析30年級の患者さんはいますが、ある地域の優良病院の情報を先日聞いたんですが、30年級の患者さんが何人もいる病院がありました。

そこは、一人一人に違う指導をしてますね。
一人一人の患者さんに合わせた透析を提供している病院です。

逆に、通り一遍の透析を提供するんで、患者のほうが合わせろよ!
という乱暴な透析病院もある訳ですな。

当然のように、そういう乱暴な考えの病院では、そこのシステムに合わない患者さんはドンドン早死にする訳です
(ちゃんと合わせられる患者さんは長生きできますが)

まあ、医療技術は個人差がありますが、それはある程度仕方ないでしょう。
しかし、患者に対しての思いやりの量の差がこれだけ大きいにはいかがなものでしょうか?

患者に対して何の思いやりも持たないような透析病院の話もよく聞きます。
増え幅の多過ぎるのを注意するのは当然のスタッフさんの仕事だとは思いますが、それを利用して、気に入らない患者さんの精神状態を追い詰めて遊んでるようなスタッフさんも、この世には存在しておりますよ。
誰とは言いませんけどね。
(名前と病院名、フルネームで全員出しましょうか?)

まあ、そうした思いやりや配慮に欠けやすいのが透析ですな。

働く方も、患者側も、相当に強靭な精神を持っていないと、この環境では自分自身を見失い思わぬ危険な事をやらかす場合もありますのでね。

弱い人たちがたくさんいる環境では、自分が神になったかのような錯覚を起こす人がいるんでしょうな。
そのうち、老人ホームで起きてるような大事件が起きるのではないか?とヒヤヒヤします。

そうならないためにも、全体的な透析病院のレベルアップを望みます。
現在、しっかり取り組めてる病院はともかく、出来ていない病院は即刻、会議を開いて、全員で話し合ってみて欲しいと思いますな。

つまりは、レベルの低い透析病院がレベルアップして下さい。
というか、あまりに酷い病院の場合はそんな自浄作用も働かないでしょうけどね。

どっちみち、今後は透析患者数が減っていく傾向に変わりそうです。
そうなって来ると、レベルの低い透析病院は自然淘汰されていくでしょうからな。

そうならないように今からしっかり医療とは何か!
を見つめ直す時なのではないでしょうか?




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