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僕らは人工透析を国の税金で受けている、と言われてしまいますが、実際は国民健康保険及び社会保険の保険料から医療費が払われています。

この保険料というものが採算が取れていないために「破たん?」しているのでは?と言われていますので、この保険料から医療費が負担されている人工透析がやり玉に挙げられているのですな。

この保険料、何がピンチなのか?

正確に知り得ず、人から得た怪しい情報で語られる場合が多いですね。
実質、保険料徴収額に関しては自治体及び収入、また働き方(国保・社保)、年齢によって変わりますし、保険加入者が医療にお世話になる際の負担額も治療の内容によっては異なる場合があります。

平成25年に国民が使った保険料総額が約40兆円となり、それ以降、年間1兆円ペースで増えて行ってると言われています。

要は、徴収総額があまり変わらないのに対し、使う保険料が年々増えて行ってる事に問題があるのですな。

いや、そもそも、昨年の内閣府発表のデータでは、65歳以上の高齢者が3392万人で、国民総数(人口)が1億2711万人ですから、高齢者比率が全体の26.7%になっております。

一方で、15歳未満の人口は1611万人で全体の12.7%です。

そもそもがですな、ここに大問題の1つ目が隠れております。

高齢者数、高齢者比率が共に毎年増えていく中、15歳未満人口数と比率は下がる一方なのですな。

誰でも年をとれば、大きな病気をしやすいですし、例えば地元の大病院などを受診されるとよく分かりますが、待合室で待ってる患者さんの中で、お年寄りの人数が極端に多いですな。

どうしても、使われる保険料は、老人比率が増えれば、それに伴い上がっていってしまうのです。
これは避けようがありません。

若い方は医者にかかる比率が少ないですから。

医者によくかかるのは、お年寄りという事になりますな。
この高齢者人口が年々増えて行ってる以上、どうしたって使う保険料は増えてしまう。

現在の日本は超高齢者社会と言われてますからな。

しかし、コレ、高齢者比率が下がっていく時代になれば、勝手に下がっていく訳ですからな。

ところが、年少者人口は年々下がっていってるため、いつまでたっても高齢者比率は下がりにくい状態にあります。

ですから、政府は少子化対策をしてる訳ですな。

そもそも論として、生まれてくる子供数が増えていかない限り、人口比として高齢者割合を変える事は出来ませんからな。

保険料ピンチの影に、日本の人口構成がある訳です。

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2つ目の要因として考えられるのは、保険料徴収義務の問題があります。

要はですな、日本人の働き方が変わってしまったという問題です。

現在は正社員で働く人口が下がってきております。
正社員で働く人の場合、保険は社会保険となります。

一方、派遣社員やアルバイト・パートなどの形態で働く人の多くは国民保健となりますな。

要は、企業側が社保完備となっていなければ、国保となります。

一般に自営業なども国保ですな。

社保の場合、毎月の給料から天引きなのに対し、国保は払い込みというスタイルのため、徴収漏れが起きております。

現在、正社員で働ける環境がドンドン減っているために、どうしても国保加入者比率が高まる訳です。

僕なんかも、28歳で意識不明になって以降、入退院を繰り返してしまったため、職を転々としました。
働いては体調を崩し入院、退院しまた働いては入院・・・、そういう状態になりました。

働いた際に、正社員で働いた場合はそこで一端社保になりますが、やめると国保に戻さなくてはなりません。
入院してますからね。
手続きが遅れる訳ですな。

しかも社保から国保にする際には「退職証明書」などの事務手続きがとても面倒でした。
辞めた(入院で辞めさせられた)会社に連絡を取り、そういった証明の書類をもらわないと国保に切り替えられません。

こうした事務手続きが面倒で、なおの事時間がかかる訳ですな。

こうしたロス期間が生まれますと、保険料徴収額が下がります。

僕の場合は入院など、医療にお世話になってる関係上、それでも急いで手続きするからいいようなものの、健康な方ですと、その手続きがなされないままほったらかしになってる人もいる訳です。

こうした場合に徴収漏れが起きる訳ですな。

国民の正社員比率が下がる事で、保険徴収額が下がっていっております。
そのため、政府は保険料そのものを増やさざるを得ないという状態となっている訳ですな。

これはいわば、「派遣」の自由化によって政府が作ってしまった失策なのですな。
派遣社員が増え、必然的に徴収比率が下がり、保険料収入が減ってしまった。

それを徴収金額の増額で対処するという最悪の政策となっております。

一般に、医療にお金がかかるから、保険料増額!というイメージですが、実際データ的に見ると、徴収額が落ち込んでいるから、増額せざるを得ない訳ですな。

そこには「派遣法」などの改正が絡んで来てる訳です。
正社員が少なくなった事で、保険徴収比率が下がっているという現状があります。

政府としてはこの政策ミスを隠す必要があり、老人人口の上昇を理由に保険料がピンチというデマを流しているというのが正解です。

ここをつかれると政府としては痛いですので、正社員比率は大きく変わっていないという論を世に出していますが、民間で調べた結果はどうなっているか、正社員比率(社保比率)の激減は実際に起きております。

3つ目の問題として挙げられるのが、未払いで急遽加入スタイルが認められている問題です。

ん?
これはどういう事でしょうか?

実際、僕は通院歴が長いので病院でよく見かける光景ですな。

普段、一切、保険料を払っていない人が、何らかの病気やケガで病院を受診する場合、保険適用が出来ませんから、通常は医療費を100%払わなくてはなりません。

通常は国保か社保に加入してますから、それに応じて3割負担で済む訳ですな。

例えば、僕が腎臓ガン腎臓摘出の手術を受けた際の医療費はおおよそ180万円です。
しかし、保険に加入していれば、患者の支払額は3割負担となり50万円少々となります。
(高額医療保障制度もあり、手続きによって支払額を下げる事もできます。収入により割合が変わります)
入っていなければ180万円全額払う事になりますな。
また、僕のように1級障がい者(障がいの内容によっても異なります)ですと、一端払って後から返ってくる(自治体によってやり方が違います)事になり、実質上、入院の際のベッド代と食事代のみの支払いで受けられます。

これが例えば、正社員で働いていた人が会社をやめて一端ニートになっていた場合、ちゃんと国保に切り替えないままほったらかしてると、保険未加入という状態になります。、
そういう人が、事故でも起こして病院に搬送された場合はどうなるでしょうか?

普通は、保険未加入のため、医療費の100%を負担しなければなりませんが、この時、入院後にでも手早く保険加入の手続きをしてしまえば、やはり3割負担で治療出来てしまいます。

このシステム上の穴(実際には貧困層の救済措置とも言えますが)を上手に使ってしまうズル賢い人もいますからな。

普段保険未加入で一切保険料を払っていないのに、何かあった時の数か月だけ支払って、保険が不要になればまた払わずほったらかしにするという事をわざとやってる人もいます。

こうした、システム上の穴が存在し、無駄に保険料が使われる上に、徴収もされないままになってるという部分ですな。

例えば、僕の場合は1級障がい者ですので、医療費の助成がされており、医療費がほとんどかからない(保険加入によって)立場にありますが、ちゃんと保険料は払い続けている訳ですな。
(保険未加入では障がい者の医療助成は受けられません)

ところが、保険料を払わず、ずるいやり方で、加入、未加入を使い分けているような人もいる。

こういう部分で徴収比率が下がっているのですな。

政府としては保険料を払ってないのに、必要な時だけ保険に入られる訳ですから損失がその分大きくなってしまいますな。

もちろん、このシステム上の穴は、政府としては分かっててそのままにしている訳です。
なぜかと言えば、本当に貧困で、払いたくともお金が無くて保険料を払えない人もいます。

そうした人が万一病気やケガをしても困らないように、わざとこのシステム上の穴をほったらかしてる訳です。
(免除措置もありますが、知らない人が多いようです。)

つまりはそうした貧困層のための措置を悪用する貧困じゃない人もいる訳です。

これが問題なのですな。

この3つの問題が解決されないまま、保険料だけが上がっていくというのはいかがなものか?

まあ、僕のような医療助成を受けている者が言うと、世間の風当たりはありますが、正しく認識されていないという現実もありますからな。

実際は、例え僕ら透析者の医療負担額が100%になったところで10兆円を超える保険料赤字は解決しませんし。
人工透析における保険適応額はおおよそ1兆6千億円と言われてますからね。
(1人あたり年間約500万円×32万人の計算として)

実質、1年で1兆円の赤字が上回る世界ですから、透析を排除しても2年も持ちません。

高齢化社会の問題、少子化の問題、社保・国保による徴収比率の問題、システム上の問題。

これらの問題を解決していかない限り、世界でも例を見ない国民皆保険制度が危うくなりますな。

しかし、言ってみれば、これらが解決できれば運営可能でもあります。
簡単ではないですが。



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