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そりゃ、ドラマの中の話だろ!

っていうヤツね。
っていうか、ドラマでやるような事は実際にも起きてますからな。

そもそも、ドラマの原作っていうのも、実際に起きた事件とかをモデルにして書いてるモノがほとんどなのですな。

「白い巨塔」は田宮二郎さん主役のと、唐沢寿明さん主役のと2つありますからな。
どちらかを見た事があるという人がほとんどだと思います。
白い巨塔 ウィキペディア

『白い巨塔』(しろいきょとう)は、山崎豊子の長編小説。浪速大学に勤務する財前五郎と里見脩二という対照的な人物を通し、医局制度などの医学界の腐敗を鋭く追及した社会派小説である。山崎豊子作品の中でも特に傑作と名高く、1966年の映画化以来、何度も映像化された。


この財前五郎と里見修二の2人の話なんですけどね。

実際、里見のような医師は医療界から抹殺されかける訳ですから。
正しい事をすれば、はじかれる。

そういう裏の話は実際に存在してますからな。

いや、そういうのは社会全体でありますから。

僕だって50年生きてきて不正に加担せざるを得ない場合は何度もありましたよ。
過去記事を読んでくれてる方はご存知のように、食品の賞味期限改ざんも社長命令でやらされた事がありますし、脱税の片棒を担がされた事もあります。

僕がいたブラック企業では、当時は合法であったとはいえ、今だったら極めてグレーゾーンの仕事でした。
僕が倒れ帰郷した後、残った彼らは巨額の脱税によって訴追されておりますな。

社長は現在では、また別の事件で主犯格として恐らくは刑務所の中にいると思われます。
昨年起きたある事件で絡んでました。

僕の場合は体を壊し、田舎に引っ込んだおかげで巻き込まれずに済みましたが、体を壊してなければあそこの舞台で僕もいたかも知れませんからな。
そうしてたら、今頃僕も刑務所でしたな。

社会に生きる以上、間違った事でもせざるを得ない立場に陥るという事はあり得ますから。

白い巨塔の里見のように、どこまでも正義のみでやっていくというのはかなり無理があります。
ドラマとはいえ、「長い物には巻かれろ」をやらなかった里見は、不安となった奥様が家を出て行くなどの思わぬ事態に陥ってました。

医師として優秀なため、何とか職は得られましたが、実際同様の事があったと仮定すると、どこも雇ってくれない可能性もありますからな。

個人病院を開業するくらいしか道は残されないと思います。

まあ、医師ならまだそうやって対抗できますけどね。

看護師ならどうでしょう。

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ケースによっては言いなりにならざるを得ない場合はあるでしょうな。

力は医師に劣りますから。
後の就職や様々な事を考え、仕方なくやってしまう事もあるんでしょうな。
(積極的にやる人もいますけどね。)

僕自身も営業時代に深夜にアポ掛けの電話をかけさせられた事もあります。
結局、業務命令で理不尽な事を言われてもやらざるを得ない。

雇われ人のサガですな。

まあ、医療に関してそういう事が行われてるとは信じたくはありませんが、なぜそういう事が起きるか?
となると、いつの時代も「ごまかし」が存在してるからですな。

「失敗・ミス」を隠すからそうなる。

隠すためには多くの人間の協力が必要ですからな。
隠ぺいに加担しない者は脅されたりする訳ですよ。

白い巨塔の中でもそういうシーンは幾度とありましたな。
実際にもありますよ。

現代で言う「パワーハラスメント」ですな。

「医療界」という巨大な世界観に逆らえないという、目に見えない攻撃はあるのです。

正しい事をしたくても出来ない。

まあ、現在の日本の政治世界も同様の事が起きてますな。

政治があの程度ですからな。
一般社会でもそんなもんです。

日本は子供の頃からイジメ社会なのですが、大人になってからのそうした体質はもっと陰険で汚い世界です。
上手に世渡りしようと思えば、「長い物には巻かれよ」をやらざるを得ない訳です。

皆、自分自身がはじかれる事を恐れ、心ならずも悪事と分かっていてやってしまう場合もある。

「そんな汚いマネが出来るか!」と責任者に食って掛かれば、はじかれる。

結局1人の時に後悔の念を抱くというケースは多々あります。

誰にも言えず墓まで持って行かれた汚い話がどれほどあるでしょうね。

まさかに医療でそのような事が行われるとは思いたくありませんが、隠ぺい体質は政治世界並みの場所でもあります。
事故で報道されてしまいますからな。

実際、表に出た事件もありますし。

まあ、くだらん事に加担してれば、くだらぬ人生しか送れませんよ。
どっちにしても、自分の心の中はお見通しですからな。

医療の場合は人の生死がかかってますから。
余計に隠ぺい体質が起きやすいのですな。

残念ですが、ドラマのような話は存在しておりますよ。
話が表に出ないだけです。

少なくともそうした問題に直面し苦悩してる医療者を僕は何人か知っております。
悲しいかな、
それが現実なのですな。



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