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今日は東北のスーパー透析看護師Iさんから頂いたお題で書いてみたいと思います。

Iさんは東北の方という事で、「3.11」の経験者なのですな。

あのとてつもない状態の中で、透析医療に携わってくれた、我々透析患者からすれば恩人の1人でもあります。

なにせ、被害に遭ったのは患者だけではありませんから。
家族の安否も分からない状態で患者のために働いた看護師や技士さんもいたと聞きます。


3.11 の後 jsdt ではすぐ東日本大震災をシンポジウム(だったかな?)に取り上げてました。
その時のシンポジストの先生方(全員医師)は、やはり、災害現場でDWを言えない患者さんを問題にして討論されてました。
災害カードには何を記入すべきか?とか?様々!
血液型を提案した先生には??(-.-;)ちょっと?違うから!って、思いました。
まぁ〜、あるに越した事はありませんが!
これはいらない。
しかも血液型って患者さんが言えるんですよ!
感染症も出てましたね(^-^;。。。
実はこれもいらなかった!
でも、1番びっくりしたのが災害現場の急性期を知らない県外の医師が下記の発言をした事!!
その医師は日本の血液透析の教科書!と言っても過言ではない素晴らしい医師。
会場の誰もが彼の発言を信じる。何も疑わない。
下記は、昨年4月の熊本地震の時私が投稿したものです。
「災害時の一律除水は禁忌!」
災害時、DWを言えない患者さんに一律除水はやってはいけません。
しっかり診察をして下さい。
3.11東日本大震災のあと、jsdtで「災害時は一律除水でいいんだ。3時間透析、1kg除水だ。」と、発言したお医者様がいた。
会場からは何も意見がなかった。
仕方ありません。経験した事がない方々ですから!
この意見は違います。
間違ってる。
あの時、普段自己管理のいい患者が一日しか空いてないのに4kg増えていたり、いつも増やしてくる患者が「飲み物も食べ物もなかった。」と言ってDWから下回って来ていました。
DWから下回っている患者に1kg除水をかけたら患者は死にます。

(IさんのFacebook投稿から許可を得て引用)


ここにたどり着いてる透析者さんたちはドライウェイトくらいは間違わず言えると思います。
しかし、災害時の緊急透析の際、
「ドライウェイトって何ですか?」とまで言い出す患者さんもいる。

僕は昨年の熊本地震の際に、同じ送迎車で通う患者さんたちには、ドライウェイトの重要性は伝えました。

おかげで、僕の周りではまさかにドライウェイトが分からないという患者さんはいないと思うんですけどね。
災害の緊急時ですと、避難場所によって食べてる量も違ってくるんですよね。

早い時点からたくさん支援物資が届く場所もあれば、数日間全く届かない場所もある。
また、緊急時ですと頂いたモノは早く消費しないと痛んだりしてはもったいないですから。

普段より多く飲み食いする状況も生まれやすいです。

そうした観点から、普段除水量が多いか少ないかはあまり関係ありませんからね。

おお!
なるほど。
緊急時には「一律除水」などという言葉があるのですな。

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確かにIさんの言うように一律除水は危険です。
ドライウェイトが分からない患者さんを片っ端から1キロ除水にしていく。

もしもほとんど飲み食い出来て無くて、増えがあまり無かった場合にとても危険です。
逆に支援物資が豊富でたくさん食べていた場合も1キロ除水では足りない場合もあります。

もちろん、こんな事は患者がドライウェイトをしっかり把握していれば起きない事態なのですが。

それより、災害時DWが言えない患者さんに一律除水をしてはいけない事!を早く全国に伝えたいのです。
私が昨年4月の熊本地震で「一律除水は禁忌!」の投稿した際、「当院で一律除水をやろうとしてました。すぐ院長に言ってやめさせます。」と、メッセージが実際にありました。
びっくりしました。
本当にやろうとしていた施設があったのです。
まだ、あの 3.11 の後のjsdt での一律除水発言を信じてる透析施設がたくさんあると思います。
早く、これを、どうにかしないと!!
いつ?
どこに大地震が来るか誰にも分かりません。
これを考えると頭が痛い(-.-;)!!
6年間悩み続けてます。
parasite nurse I


そしてIさんは、こう語ります。

認知症以外の透析患者さんでドライウェイトが言えなかった患者さんが全体の20~30%いた!

「えっ?だっていつもの病院ではそんな事知らなくても透析してもらえましたよ。」

と言い張る患者さんまでいる始末。

いや、これはドライウェイトが言える患者さんにも大問題ですな。
災害時の透析可能病院は限られます。

病院の外に1000人の列が出来たという話も聞きます。
1000人中200~300人もの人がドライを言えない。

いや、スムーズな緊急透析が出来ないじゃないですか?
そういう人が出ないようにドライの重要性を拡散しておく必要があります。

あなたの周りに自分のドライウェイトも言えないような患者さんはいませんか?
そういう人が緊急時の透析に大きな影響を与えてしまいます。

しかも、ドライウェイトだけではありません。

透析では針を2本刺します。(シャント肢の場合)
この時、「取り」と「返し」があります。
どちらで血液を取り、どちらで返してるのかを確信を持って言えなくてはなりませんよ。

災害時の緊急透析では「透析データ」の無い状況で透析を受けなくてはなりません。

あなた自身が「透析データ」とならなければなりません。
自分の命ですからな。

Iさんによれば、重要なのは3つ

*ドライウェイト
*グラント
*薬物のアレルギー

だそうです。
人工血管などを埋め込んでる場合など、「取り」と「返し」が重要な場合もあるそうです。

また、「ヘパリンアレルギー」などがあった場合、透析ではヘパリン使用してしまいますからな。
アレルギーでアナフィラキシーショックとなったら大変です。

血液は体外に出ると凝固しようとする働きがあります。
透析ではダイアライザーを含む透析機器に一定量の血液が送られ返ってきますが、その間にも血液は凝固しようとしますので、それを防ぐために血をサラサラにする「ヘパリン」という液体を主に使っております。

透析機器に付いている注射器にそれが入っています。

ヘパリンに対するアレルギーがある方の場合、これが使えませんから。

また、災害時には処方される薬にも限界がでます。
他の似たような薬を代用で処方される場合もあるでしょう。

その時、自分の持ってる薬物アレルギーを知らないと大変な事になってしまいます。

その観点から3つの災害時の重要項目があります。

これらをいかに拡散しておくか。
自分がスムーズに緊急透析を受けるには、周りの他の患者さんにもその重要性を伝えておく必要があるのですな。

場合によっては数百人の列が出来る訳ですからな。

医療側の「一律除水禁止」と患者自身が「透析データ」となる事。
この2点をぜひ拡散していただきたいと思います。

お題を頂きましたIさんにお礼を申し上げます。



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