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香川県高松市のNちゃん(1歳)が無事退院!
昨年12月にアメリカで心臓移植を行いました!
良かったなあ。

こういう喜ばしいニュースの中、
皆さんもご存じの通り、川崎市の有料老人ホームで目も当てられぬ惨劇が起きています。

容疑者Iはまだ23歳、
おそらくは、自分もいつかは老人となる事などは、想像もできないのでしょう。

これは僕にも言える事ですが、
年寄りというのは、何かと若い人から疎まれる傾向にあります。

そして、いつかは自分も年寄りとなり、疎まれるのです。
容疑者Iは、そんな事も想像出来ないものなのでしょうか?
それとも、面白がって(中学生気分で)やってしまったとでも言うのでしょうか?

この事件は、我々透析患者や透析スタッフに、大きな問題を投げかけています。

透析患者は、透析中は透析機器に繋がれている状態です。
この時、暴力を振るう第三者が現れたら、逃げる事も防御する事もできません。

逃げたり、防御してしまえば、針が抜け大量出血してしまいます。

一方で、透析スタッフの場合は、
あなたがもしも、日常的に透析患者を虐待している病院に転職したとして、
ただ一人、みんなに注意したり、正義を振りかざしたり出来ますか?

もしも、そんな組織に入ってしまったら、もしかしたら、自分もみんなと歩調を合わせてみたりしませんか?

それとも、自分はそれに加わらず見て見ぬ振りをして、仲間外れにされますか?

透析施設でも、透析室の個室化を進めている病院が増えて来ています。
僕は、早くから反対している事項です。

個室化により隔離された世界では、密室で何が起きていても分かりません。
そこには、悲劇が起きる確率が上がるという、デメリットもあるのです。
これは、半個室のような、コの字型の施設でも同じです。
周りから見えない死角から、何かが起きる可能性が高まります。

普通の、全体が見渡せる施設なら絶対に起きなかったであろう事件が起きても、何の不思議もありません。

組織としても、たまたまそのような不心得者がスタッフに紛れてしまったら、1度の事件で病院そのものが崩壊しかねません。

そこまで考えると、透析患者、透析スタッフ、医師、病院上層部、全てにとって頭の痛い問題なのです。

そこに働く者、通う患者、数が増えれば増えるほど、管理が甘くなり、問題の数も増えます。
日本のような国でも、もはや「性善説」→「性悪説」への転換期を唱える有識者も増えてきてます。

介護に携わる者が、お年寄りに暴力を振るう、ましてや殺人を犯すなどという痛ましい事件は、僕らに何を訴えかけているのでしょう。

少なくとも、子供の頃は、窓を開けて寝られました。
鍵をかけ忘れても、どうって事ありませんでした。
今は・・・。


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