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理屈をこねさせたらピカ一のトシヒーローです('◇')ゞ
(まあ、滅多にやらんけどね)

そう言えば、透析効率の話題で、どこで判断すれば良いか? というのを聞かれたんですけどね。

「Kt/v」で判断すれば良いんでしょうか?

という質問だったんですが、ん~(-_-;)

まあ、1個で全ては判断できませんね。

数値には数値上の弱点もある

まあ、僕は血液データの数字を100%は信頼してない。
主に自分の体感を信用してる、というのは以前から書いております。

Kt/vも透析効率を計る指針の1つにはなってるものの、体が小さい人ほど高くなりやすいという数値になるので、それだけでさすがに全ては判断できませんよね。

クレアチニン値は透析前と透析後で調べてますけども、この透析後クレアチニン値がどの程度かも一つの参考にはなりますね。

在宅透析やオーバーナイト8時間透析なんかをやってる人の中には、透析後クレアチニンが2台とか中には1台の人もいると聞いた事があります。

もうそこまで行ってたら、健常者にとても近い訳でして。

個人差はあるものの、痒みとかその他の腎不全諸症状が出てきやすくなるのはクレアチニンが3くらいからだと僕の体の場合は感じますね。
(体格や性別、透析キャリアでも違ってくると思います)

1とか2なら、相当ですよね。

僕の場合も、過去のデータを引っぱり出してきて見てみると、

透析導入病院時代(6年9か月) 透析時間3時間52分~3時間58分 QB200~160(圧などにより時々低下)
透析後クレアチニン値 6.2.~5.4

地元病院時代(2年間) 透析時間5時間 QB200~160(透析終盤に圧の関係で低下)
透析後クレアチニン値 5.8~5.1

現在の透析病院(2年3か月) 透析時間4時間 QB280~160(狭窄などで血液が取れない場合のみ低下)
透析後クレアチニン値 4.4~5.6

とりあえず、透析後クレアチニン値は下がっていってますのでね。
血液流量QBに関しては上がるほど透析後クレアチン値に影響を与えてますね。

僕の通う透析病院は、全国レベルでどうなのかは置いといて、四国では完全にトップクラスである事は確かでしょう。
5時間、6時間透析をやってる人もいますし、体格の良い患者さんには血液流量QBも上げてくれてますね。

血流の問題でQBが低い人もいますが、そこさえ問題がなければ僕も何も言わなかったのにいつの間にか280になってました。
(ここまでしてくれる病院は少ないですからね)

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Kt/vに関しては僕も100%は理解できておりません

Kt/vの場合は、以前もお伝えしたように、僕の場合は毎回やってみると1.5~1.6くらいの幅があります。

そもそもKt/vの計算方式は何種類かありますし、実際に旭化成メディカルのサイトで計算してみると、
透析前BUN濃度、透析後BUN濃度、透析時間、総除水量、透析後体重の5項目を入力すれば出来るんです。

が、総除水量が増えるとKt/v値が上がってしまう。

BUNの数値が透析前後で大きく下がるとKt/vも良くなる。

透析時間が伸びるとKt/vも良くなる。

になりますね。
下の2つの理屈は分かるんですが、総除水量が増えると良くなるというのは何を意味してるのかがよく分かりません。
と、言いますか、除水量がこの数値に関わって来る意味合いがイマイチつかめず。

すいませんね。
僕の理解力が乏しいために、ここのところがうまく伝えられません。

このブログでは難しい事を簡略に説明する事にも主眼を置いてますので、ここをクリアできねば書けないというね(-_-;)
なんとなく体液量というのが関わるのは分かるんですけどね。
イマイチ・・・。

血液透析患者の透析量(Kt/V)とは?


「Kt/v」の「K」はクリアランス

クリアランスとは血がどれだけきれいになったか、という事ですな。
Kt/vではBUN値を使いますので、BUNの下がり方もクリアランスという事です。

という事で、BUN値も過去にさかのぼって調べてみますと、やはり、今の透析病院のほうが透析後のBUN値が下がってますね。
現在は13~20となっております。
(ちょっと開きがありますが、シャント狭窄で血液流量が保てなかった時に上がっています)

初めに覚えたい透析患者の採血の基準値 臨床工学技士TAKAの本音


正直、昨年の9月くらいまではKt/vというのは知りませんで、とある透析者さんのツイートでようやく知ったんですな。

それまでは僕はクレアチニンとBUNで透析効率を見てました。

まあ、1個の血液データだけでは判別が出来ないと思っておいた方が良さそうですね。

例えば、除水量だってあまり多ければ体内の負担は大きい訳ですし、かと言って少なければ良いかと言われれば栄養の問題があります。

死亡リスクを下げるという意味合いなら、とても多くの要素が絡んできますよね。
Kt/vが高ければ後はどうでも良いという訳ではありませんからな。
遺伝的要素で長命、短命の差だってありますよ。

睡眠は十分とれてるか、栄養状況はどうか、過度のストレスを受けていないか、透析効率はどうか、自分に合った透析が出来ているか、血液データ上の問題は?、他の疾患を早期発見・早期治療出来ているか、QOLはどうなんだ、
言い出すと、書ききれませんな。

透析は1個1個、調べていくととても面白いですな。
研究熱心な医師や技士さんがたくさんいるのも頷けますね。

医学の場合は進歩・躍進がとても早い世界ですのでね、また年数がたてば、新たな指針が生まれたりしてきます。
そうなりながら精度の高いデータも登場してきますのでね、そういうところも楽しみです。



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