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透析看護婦さんの苦労話はよく聞きます。
ある方は最初に勤めた透析施設がとんでもないところだったそうで
患者さんも怒鳴ったりなどの我が儘な患者さんが多いばかりか、スタッフ同士も仲が悪く、新人さんイジメや足の引っ張り合いが横行。
イケメン医師に気に入られたくて、仕事そっちのけになる看護師がいたりと、もう何もかもが最悪だったそうです。

一昔前はこういう話もよく聞きましたね。
そういう事もあって、男性看護師を多く雇う病院もあるくらいですから。

その看護婦さんは、そこで3年耐えた後、今の透析施設に転職したそうです。
そして数々の資格も取り、今に至る訳ですが、やはり転職先でも数々の問題と戦ってきたそうです。

そこでは、院長が非常に先端を行く新しいタイプの医者だった事、病院収益の大半を透析センターが占めていた事など、プラス面が多く、彼女が転職後は若い看護師や技士を中心に、大幅な改革が行われたそうです。

彼女は言います。
透析業務はとても奥深いです。
患者さんは、一人一人、透析導入までの経緯が違ううえ、合併症も多岐にわたり、私たちも幅広い知識が必要になります。
若い人たちは、透析業務が楽な部署(ルーティンワークが多いため)と勘違いして入ってくる者もいますが、うちではそういう甘い考えのまま変わっていけない者はまず続きません。
院長以下、看護部長もとても厳しい方々ですからね。

穿刺で腰を痛めるスタッフさんも多いですし、頭も体力も使う仕事です。
しかも、いざという時があります。
僕もこれまで、透析中に3度心肺停止に至った患者さんを見ました。
蘇生のために心マッサージなどを行います。

そういう急遽の時に、右往左往するスタッフさんばかりだったら、患者さんは大変です。

優秀な看護師さんは、大勢の個々の病状をすべて把握してくれていたりします。
そういう危険がある患者さんのチェックはしっかりやってくれています。

その楽な仕事と思って入ってくる新人さんという話はスゴイですね。
はっきり言って、透析室では多くの患者さんに監視されているような状況ですよね。
どのスタッフさんが信頼できて、誰が信頼できないかは、何年も透析をしてればほとんどの人が分かります。

この看護婦さんのように、最近は優秀な看護師さんも増えてきました。
本当に有り難い事です

(透析看護師15年のkinokonokoさんの実話を元に書いています)

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