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根本的に言えば、そもそもこのブログを書くきっかけになったのは、僕の周りで心が折れていく患者さんを多く見て来た事なんですよね。
まず、自分自身がそうだった訳です。

だから、どういう状態で心が折れていくかは、僕は自分の経験から何となく分かる訳でして。

まあ、もちろん、頑張ってやれてる人でも一切心が折れないという訳でもないでしょうし。
それは健康な人も同じではあるけれども、僕らやはり「透析」がある分、心が折れる可能性も高い訳です。
何かやろうと思った時に体調が悪くなったりだとかがありますからね。

自分が向上したいか、自分で自分を気持ちよくしたいかどうかが重要

前章で書いた中に、
あれ? 人工透析を受けてるのに、すごく元気だな。
あれ? 人工透析を受けてる若者は凄く勉強熱心でよく働くな。
あれ? 人工透析を受けてる人たちは人間的に洗練されている人がとても多いな。

という表記がありました。

細かくは
第1段階 透析を上手に活用して元気に生きてるように見えるようにする
第2段階 社会の中で健常者さんと共に負けないような仕事や結果を出す
第3段階 人間性的にも社会の中で素晴らしい人格者であるという評価を受ける。

というのが、僕ら働ける年代の透析者が目指すところなんですよね。

コレやろうと思ったら当然生半可な努力では出来ませんのでね。
途中段階で何度も挫折感を味わう事もあるかとは思います。

僕なんかを見てても間違いなく挫折感バシバシになってるのは見て取れると思います。

特徴として、第1段階はこれは全てにおいて先にクリアしておかないといけません。
なぜかと言えば、良い仕事や社会貢献などをしようと思えば、体力が必要ですからね。
不調が続けば、それだけ結果を出すのが難しくなります。
また、心の面でも体力がないとネガティブな気持ちになりやすいですからな。

第1段階がちゃんと出来ないと、(元気に見えてるだけでなく、ホントに元気じゃないと元気に見せる事も難しいですから)第2、第3がとてもハードルの高い事になります。

一方、第3段階は第1段階が出来る人でも出来ない人でも、また疾患などによって仕事などが出来ないような状況の方でも全員が取り組める部分でもあります。
段階に応じず、今からでもやり始めると良いですね。

確かにね、透析界の未来のためにやるのでも良いんですけども、そもそもこういう事が出来れば自分が気持ち良い訳ですから。
自分自身の向上のためにやるというのが基本です。
というか、向上心の一切ない人などは、僕は見た事がありません。
誰しも、自分を良くしたいという欲求はある訳です。
その気持ちを出せるかどうかが問題であって、強い心を持ってるだとか、いやあなたは元々才能があるから出来る事だよとか、そういう事もここでは一切無しでいかなくてはなりませんよ。

例えば、僕の場合ですと、作詞家を目指し始めたのが小学校6年生からです。
そこからずっと今日まで書き続けてきた訳です。
そりゃ、そんなに長くやれば誰だって職人レベルに到達できる訳ですな。
僕の理論として、同じ事を30年やり続けたら誰でも職人レベルになる、というのがあります。
僕の脳は長くやり続けた事で、書く事に特化した脳になったという事です。
やってなければ、そうなってませんから。
才能があったら、とっくに日本を代表する書き手になっていたでしょう。
そうなれてない事が、才能でこういう事が出来てる訳では無いという証明になってるはずです。

要は上記3つの提言は、人の心の強さや才能には左右されないという事ですな。
やるかやらぬか?、自分を自分で気持ちよくしたいかしたくないか?ただそれだけの事です。

根気強さは要求されますが・・・。

「透析」の技術論ですと、僕のようにキャリアの浅い者が付け焼刃の勉強で得た知識を書いても、役に立てることは少ないですからな。
まあ、多少は書きますが、そこはこのブログのメインではありません。
あくまで精神論がメインですな。
僕は自分がどうだかは置いといてもらって、若い頃に宗教の勉強や哲学などをやったおかげで、精神論については得意なんですな。

なので、透析で心が折れていく人を多く見てきて、そこをやろうと思った訳です。

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自分力アップを目指して

前章の「透析医療が一体どのように見えるのか?何をすべきかについて考える。」では、なぜ透析で心が折れるかについて書きました。

簡単に言えば、「人工透析」をどういうイメージに見るかで大きく変わるという事ですな。
透析したら5年、透析は厳しく辛い、透析=地獄
といった観念が強い事で、やる気などを見失い、自暴自棄になりやすい訳です。

が、透析導入期に透析の事を詳しく知っている人は、そういう負の感覚が少なく、「透析したおかげで生きていけてる」という思いが強い。
だから人生を謳歌できるのですな。

そこの感覚の違いだけなんです。

実際、僕も11年透析を受けてきて、確かに透析は厳しいものはありますよ。
しかし、現実として11年経っても、またその間に腎臓がんで右腎全摘しても、心筋症になって心臓にステントが2個入っても、現在ピンピンしておりますな。

僕はそれほどちゃんと摂生出来て来たほうでもありません。
ある程度はやって来たつもりですが、特に優秀な患者でもありませんでした。
それでもこれです。

「人工透析」にそういう要素があるのですな。

で、この状態でも自分の体力にあった仕事というのはある訳でしてね。
仕事する際に、デスクワークじゃないと辛いだろうと思ったので、そっち側を模索したのですな。

更に住まいが田舎の山の中なので、会社勤めが難しいと思いました。
近隣に透析者を雇おうという企業が無かったので、自宅でフリーで出来る仕事を選択したという訳です。

たった6万少々の稼ぎではありますが、パソコン1個あったらできてる訳ですな。
まあ、僕がやってる仕事はお勧めはしませんけどね。
労力の割に儲けが少ないですから。
理想としては労力通りか労力以上のお金になる仕事の方が向いてますのでね。
この仕事が正解とは思ってません。
ただ、自分の技能も生かしてるので、楽しくやれる、ストレスも少ないという利点は多いですな。

しかし、パソコンが上手に扱える人の場合は、出社する必要のない、会社から委託の仕事などもあるという風に障害者支援の方から聞きました。
ですので、もっと稼ぐ事は可能です。

話がそれましたが、要は気持ち一つでどうにでも出来るという事です。
職種は豊富ですからな。

何が言いたかったかと言えば、出来れば余計なストレスは避けたい訳でして。
社会に出ればそこにはまたストレスになる事が多分に存在してますんで。
「透析」で一切ストレスなくやれる訳ではありませんし、無きゃ無い方が有難いのでね。
選択の余地はあると思うので書きました。
自分の技能が活かせない仕事を選ぶと、少々しんどいですからな。

例えば友人のZ君は、足と背中にも障害があり車いす生活ですが、内職系の自宅ワークで月9万円を稼いでおります。
元々、Z君はコツコツ型なので、向いてたんでしょうな。
内職系で9万はかなりやれてると思いますね。
本人も余りストレスはないと語っていました。

精神論、一体何から始める

先日書いた、「嬉しき兆候(*'▽')」では「挨拶」について書きました。

「挨拶」って時々忘れがちになるんですが、こういう事だけでも第1段階の「元気」や第3段階の「人格者」に繋がりますからな。

元気に「おはようございます!」って言うだけでダブル効果がある訳で、僕らにとってはとても大事な要素です。

よくね、コンビニなんかでの「あるある」で、
「ありがとうございました!」というのを言ってるうちに端折るようになって「あっしたー!」みたいになってる店員さんがいますよね。

たったこの程度の事でも、その人の人間性が出てしまう訳ですよ。
感じ悪いですよね。
あっしたー!だと。
元気に明るい声でしかも笑顔で「ありがとうございました!」と言われるとこちらも気持ちよい訳でね。

挨拶や礼儀を重んじるのが1番手っ取り早く出来る第3段階なので書いたのですな。

これと共に、もう1個簡単で誰でも出来るのがあります。
それは、
「悪いと分かってる事なのに、他の人がやってるからといって自分もやらない」っていう事です。

例として挙げると、
「歩きスマホ」、「ごみ捨てルール」、「道路交通法」などなど。

まあ、罰則がないから「まあいいか」とかにならないようにしたい事ですね。

普段どんなに素晴らしい人でも、空いてる電車に乗った際に健常者で高齢者でもないのに優先席に座ってたら、その時点で素晴らしい人じゃなくなっちゃう訳です。

こういう些細な事は簡単なので、やってみると良いですな。

例えば、もう少し踏み込みますと、
大勢が行き交う道路でうずくまってる人がいたとして、まあ別に自分が助けなくても誰かが助けるだろうという思いもあって、気持ちは助けてあげたいのに、ついつい恥ずかしくて通り過ぎてしまう事は誰しもあると思いますな。
急いでる時だってありますし。

そういう時に率先して声をかけたり出来る自分でありたいと思いませんか?

そういう事です。

こういう事は、「親切」や「自分自身に厳しい」という事に繋がっていくので、とても大事です。

しかも、誰でもちょっと心に気持ちを持っておけば簡単にできる事でもありますよね。

案外、ちゃんとやれてない事が多い項目でして。
先の挨拶と共に2大人格者への近道になります。

些細な事で軽く見ない事も重要ですな。

僕はある人格者として近隣で有名な方に会った事があります。
その人はいつも笑顔。
蚊が飛んできても、腕を出して「ほら吸えよ」というような人です(感染症などもありますので真似しないで下さい)。
そういう人には蚊は刺しませんな。
蚊も本能で分かるのかも知れません。
まあ、そこは置いといて、一切の殺生をしない人でした。
僕なんか蚊が飛んでたら必死で追いかけて殺しますけどね。

もうね、人間も極限まで行くと、そこまで行くかという人でした。
怒った顔を見る事は不可能ですな。
僕なんか、事あるごとに眉間にしわが入りますよ(-_-;)

そういうところが一切ない人でした。

「仏」という言葉がはまる人ですな。
人望も抜群にありました。
言葉使いがとてもきれいな人でもありましたね。

まあ、そこまでいくのは大変ですけど、とりあえず簡単なところからやってみてはいかがでしょうか?



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