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深く関わるなって言ってますが、やっぱり深く関わって失敗してるのが、スタッフと患者の距離感です。
長い付き合いになりますからね。
どうしても次第に距離が近くなって、なあなあになる部分も多いですね。
以前、こういう取材記事を書きました。
覚えていらっしゃるでしょうか?

透析看護師3年目のYUKIさんからの相談に答えた記事です。
まあ、答えになっていないんですけどね(#^^#)

YUKIさんが勤める透析病院では、周辺、場合によっては県外からも問題の多い透析患者さんを一手に引き受けている病院です。
つまり、最後の砦病院ですね。

ここは、多くの認知症透析患者さんや、暴言やセクハラなどで他の施設を放り出された患者さんだらけなんですが、まあ、とにかくヒドイ。
そんなトコですから患者同士のケンカは絶えないし、殴り合いとかに発展するケースもある。
認知症患者さんも多いですから、縛られたりしなきゃ、針を抜いてしまう患者さんもいる。
セクハラ、看護師への暴力、そんなのは日常茶飯事らしいんですよね。
この病院でかつて働き、精神をおかしくして辞めていったスタッフさんたちが、ネット上でボロくそ書いてますし。
ここには透析患者の負の部分が日常的にあります。

そんな患者さんばっかりが集まってるんです。
ここの主任さんやYUKIさんは、地域から選ばれた優秀なスタッフさんなんですが、いくら優秀なスタッフさんが多くても、こんな病院で透析を受けるのは皆さんも嫌だと思います。

倫理上、放り出す訳にもいきませんから、皆さん頑張ってお仕事されています。
頭が下がりますね。

この病院がその後どうなったのか?
という質問があったんですけど、これは答えようがありません。
この病院では院長の方針でそういう患者さんを受けてしまうので、現状は何も変わっていないらしいです。

ただし、スタッフさんに関してはこの春から更に人数を増やす(他の透析施設に比べたらスタッフさんは多い病院ですが)そうで、今頃新たに何人かの優秀なスタッフさんを引っ張ってきて強化してるかとは思います。(そう聞いています。)

僕も多くの施設の話は聞くんですけど、患者が最悪なパターンの最強施設ではないでしょうか?
ここの施設を何年か経験して、他の病院へ転職されたスタッフさんがよそは天国だ!なんて言ってるくらいですからね。

まあ、YUKIさんは、透析施設がここしか経験無かったらしくて、他の施設はどうやって対処してるのかを気にされていました。
ここまでの病院は他には無いですからねえ。
まあ、どこの病院でも1人や2人、厄介な人がいると思いますが、大体の人は頑張って透析してますからね。

あと、その主任さんによれば、認知症に強い介護士さんを入れたらしく、その点では対応でき始めたそうですね。
皆で勉強会の毎日だそうです。

僕は逆に期待してます。
ここのスタッフさんは絶対将来の透析界を引っ張っていくような人物に育つような気がしますから。

そういう厳しい環境で頑張る事がプラスに働いて欲しいなと思います。

あと、そうそう、こちらの病院はあまり新規透析導入の患者さんは受け付けていなくて、大半が転院組だそうですが、その割に患者さんの死亡比率が低めです。
他の透析施設と大差ありません。

時々、すごく死亡比率の高い透析施設がありますけど、それを考えれば、スタッフさんの実力が伺えますね。
大したものです。
これからも頑張って下さいね。

さて、こういった透析施設の患者さんは(認知症の方は別として)1度精神面に問題を抱えてしまった人達です。
自分でそれに気が付いていないんでしょうか?
自分で自分の異常に気付いている人は、透析期間と共に心を持ち直していけますからね。
徐々に透析生活にも慣れるし、知識も身に付く。
普通はそうなんですけどね。
自暴自棄なんでしょうか?
まあ、気持ちは分からんでもないですが、ふてくされてるような感じがカッコ悪いとは思わないのかな?

とは言っても、透析しながらも心を大きく持つのは難しいですね。
皆さん、自問自答しながら頑張ってるんだと思います。

最近はあまりスタッフさんも患者さんも応援する記事を書いてなかったですから。
ここらで本来の透析患者&透析スタッフ応援ブログ書きますよ。
頑張る人たちを応援していきます。


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