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ブログのおかげで、最近また透析導入期にある方々数名と知り合いました。
単純にお節介なだけなんですけどね(-_-;)

う~ん、色々悩んでますなぁ。
まあ、未知の世界ですんで、恐さなんかもありますよね。

人工透析って一体どうなの?
導入直前の方々にとっては深刻な悩みかと思います。

人工透析の負のイメージに惑わされるな

ただまあ、透析導入期にネット世界に入って来てる方々は、ほとんど問題ありません。
僕などは、当時ケータイも解約しましたし、透析の事は病院で聞いただけです。
しかも、僕の思いとは裏腹な事ばかり聞かされましたので、どうしても「透析=余命宣告」的イメージが強く、10年くらいで死ぬんだろうと思ってました。

いや、看護師さんにちゃんと説明は受けてたんですけどね。
実際に、透析室内でお亡くなりになられる方々も多いですから、段々と自分もそうなる、と思いがちですな。

現在、透析11年です。
今年の7月で丸11年となった訳ですが、今の調子の良さは透析4年目以降では1番良い状態となってます。
もちろん、体力は落ちましたな~。
これはもっと鍛えれば何とかなるかも知れませんが。

なんせ、心疾患を抱えてしまいましたんでね。
息が切れやすくなりました。

透析に対して詳しくなるというのは最大の防御になると思います。

血液検査データなどもネットで検索すれば分かりますので、自分の状態を把握しやすいですな。

そういう意味で、ネットに入って来てる方々は全然マシです。
透析でも色んな事が出来ると分かり、色んな事に挑戦される人も多いですよ。

人工透析導入で1級障害者となり、気持ちが塞ぎ込みがちになりますが、僕などは透析11年ですが自分が「障害者」であるという認識は薄いです。
苦労もありますけどね。
そんなのは慣れます。

どの道、健康であったとしても、食っていかねばなりませんので、社会でもまれて苦労はしますからな。
透析してても、ちょっと人よりハンデが大きくなっただけで、返って自分が鍛えられるという事も言えます。

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シャントは透析患者にとって命です

透析導入が決まると、最初にインフォームドコンセントで病院側からの説明などがあるかと思います。
更に費用の問題や、手続きなどでソーシャルワーカーさんと話す機会も多いと思います。
透析費用に関しては、地域・自治体によって若干システムの違いがあります。
香川県ですと、諸手続き完了後は、透析導入時に遡って医療助成がありますので、手続き後は各市から助成が始まります。
香川県東かがわ市ですと、僕の場合、毎月の透析請求額は1万円です(年収600万円以上の人は2万円、無収入の人は5千円、生活保護の人は2500円・香川県・手続きが必要です)。

しかし、重度身障者の書類を病院に書いてもらい、それを市役所に提出する事でその1万円は2か月遅れで僕の口座に振り込まれます。

入院時には、入院での部屋代・食事代は別途支払いですが、それ以外の大半はその1万円に含まれております。
僕が透析7年目に「腎臓がん・右腎摘出」で1週間入院した際も、支払額は1万5千円少々でした。
それも、2か月遅れで大半が戻ってきております。

つまり、地域によって若干の違いはあるものの、人工透析を巡る医療全体で助成が受けられますので、ほぼ無料に近い費用で透析は受けられます(収入に応じて違いもあります)。

さあ、シャント造設術ですな。
透析では、継続的に針を2本刺します。
血をきれいにして戻すという作業ですからな。
血を抜く方の針と、抜いてきれいになった血を体に戻す方の針ですな。
17G以上の太い針を根元まで刺しますので痛いという人も多いですが、実際は「ペンレス」や「エムラクリーム」などの痛み止めのテープやクリームがありますので、それを使う事で痛みは軽減されます。
ほぼ大半の病院でこれは出ますが、極々一部の病院で無い場合もあるそうです。

で、恒常的に針を2本刺さないと(出来ない場合は1本でやるスタイルもあります)透析が出来ませんので、穿刺部分からの感染症などの心配があります。
そういう意味もあり、通常は利き腕の反対側の手首にシャントを造設し、血流の高い血管を作ります。
(動脈と静脈を繋げる手術です)
シャント造設では、腕に麻酔をかけ、1~2時間で終了しました。
起きたままですが、特に痛いとかはありませんでした。
1本目の麻酔の針が痛い程度でしたね。
術後は、血管を育てるためなどにニギニギするスポンジなどを渡されました。
握力をつける事で、血管が育つそうです。

シャントで知っておきたいのは、命の危険はほぼ無い手術とは言え、あまり簡単な手術ではなさそうです。
このシャントのデキ次第で透析生活が左右される事もあります。
僕の知り合いの中にも、シャント付近の手術を10回以上行ってる患者さんもいます。
血がなかなか止まらないので、止血バンドを翌朝まで巻いていたという患者さんが、PTA(シャント付近の血管の狭窄が起きた場合の治療)を度々やってたというケースもありました。
止血ではある程度仕方ないとはいえ、シャントをケアする意識は患者に必要ですな。

僕の場合は、シャント造設から2週間で透析開始となりました。

透析時間を延ばすほうが予後が良い

ここまでくれば、透析生活ですな。
ここからが問題が次々に出てきます。
「何を食べたら良いのか?」
「摂生ってどのくらい必要なのか?」
「ちゃんと摂生しなかった場合どうなるのか?」
「運動は何が出来る?」
「コーヒー飲んでも良いの?」
「透析をサボったらどうなる?」
「血液データもらっても意味分からないんですけど」

ん~(-_-;)

そういった事は、透析導入期にインフォームドコンセントで教えてもらってる事と思います。
ただ、その時は透析に対する不安感から、頭に残って無い事も多いですな。
とりあえず、疑問がある場合は、その都度、透析室勤務の看護師さんや技士さんに聞くと良いです。
ちゃんと勉強されてる看護師さんや技士さんが大半ですので、答えてくれますよ。

そっちより、僕は別の事を語りたいと思います。

通常、透析導入期は3~4時間の透析だと思います。
透析を受けられる方は、腎機能がほとんどありませんな。
健康な人は、1日24時間・週168時間もの間腎臓が稼働してますが、僕らは透析する事で体を保っています。
1回4時間、週3回の透析では168時間中12時間しか血を綺麗に出来てませんので、年数と共に様々な問題が起きます。
この様々な問題(特に合併症の進行)を遅らせる方法はいくつかあり、早い段階から透析時間の延長をしておいた方が良いです。

特に体格の大きい方は4時間透析では少し厳しいです。
時間延長を考えましょう。
ここに病院格差があります。
患者の方から申し出ても、やってくれない病院もあれば、積極的に時間延長してくれる病院もあります。

透析では腎不全悪化の為、尿量が次第に減っていきます。
僕は既に尿量ゼロです。

そのため、飲み食いしたもののうちの水分がほぼ自分の体重に加算されます。
この過剰水分(本来なら尿として出るもの)を透析で除水する訳です。
普段、たくさん水分を取ってしまうと、1回の透析での除水量が増えてしまいますね。
人間の体内から透析で取れる過剰水分の1時間辺りの量は限度があります(個人差は大きいです)。
そのため、透析時間を伸ばしたほうが、除水ペースが少なくなり、体への負担が軽減できます。
更に、時間を伸ばした分だけ血も綺麗になってますので、メリットが大きい訳です。

次にもう1つ方法があります。
それは回転を速める方法です。
通常の透析では4時間透析・QB200というスタイルです。
QBとは血液流量の事で、1分間に200mlの血液を抜き・戻ししているという事になります。
この量を増やす方法こそが高回転です。
現在、僕の場合はQB280です。
これをやるには、シャントがしっかり育っていて、血流量が大きく無いと出来ない場合もあります。

透析医であり、自身が透析患者である仙台の山羊先生の提唱では、4時間・QB200という透析ではほとんどの方が透析不足であるとなっております。

つまり、透析で起きる合併症発症スピードを早めているのが透析不足です。

透析不足を解消するには5時間以上・QB300以上と言われてますのでね。
そこを目指すのが正しいです。
まあ、そうやろうにも環境や自身の体調や血流量に左右される場合もあるんですけどね。

大先輩たちが残してくれた言葉に、
「透析はできる時にたくさん受けておいた方が良い。」という言葉もあります。

つまり、年数がたち、30年、40年と透析を受けていけば、それだけ合併症も進みますのでね。
疾患などで、時間を増やそうにも増やせない、血液流量を増やそうにも増やせない、という事が起きる事もあります。
そうなる前にちゃんとしっかり透析しておく事で、そうなる時期を遅らせる事が可能という事です。

透析では、高齢者も多い関係から、
「透析時間を延ばすのは摂生出来ないダメな人」といった誹謗がされる事もあります。
単に自分自身が透析時間を延ばすのに反対なだけの単なる中傷です。

しかし、それは間違いで、時間を延ばして正しいまともな食生活をやって行く事こそ予後の良さが際立ちます。
時間を短くしたい気持ちは分かります。
ストイックに摂生する事でカッコ良いと勘違いされてる方もいます。
が、ヨーロッパなどでは8時間透析を受けながら昼間の仕事もするという国も普通にありますからな。

やり方は色々あります。
自分自身の人生ですから、最善を尽くすのは当然です。
自分自身で出来る事も多いので、まずは色々やってみて、それぞれの透析環境の中で1番の方法を見つける(病院格差もありますので出来ない事も多いです)。
そういう中で自分磨きもしっかりやっていけば、良いのですな。

アチコチから
「透析してると旅行も出来んわ~。」という高齢患者さんの声も聞こえてきますが、旅行しまくってる高齢患者さんもいますよ~(*'▽')

出来ると思う人は出来るし、出来ないとハナから諦めてる人は出来ないだけです。
健常者だって同じですから。

という事で、心の強さは磨かれていきますよ。
僕も最初はヘタレてて家と病院の往復だけの人生でした。
そうならぬようにお願いしたいですな。



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