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透析の送迎車内で、おっちゃんや爺ちゃんたちに「透析の時間延長」の話をしてみたんですけどね。

案の定ですわ(-_-;)

「いくら元気になっても、時間を延ばすんはあり得へんよ。」
まあ、そうなりますわな。

4時間の透析ですら、早く終わらせたいがために、様々な言い訳を考えだしてくる人たちですからな。
透析の時間延長に対してネガティブ思考の香川県

要は、爺ちゃんたちは体力が乏しいために、4時間透析でもアップアップなのですよ。
ん~、普段何してるの?

「家で寝てるよ~。」

まあ、そうでしょうね(-_-;)

で、ドンドン体力が落ちて、透析が辛くなるパターンですな。

こればっかりはどうしようもないね。
で、結構皆さん満身創痍状態になってますね。
僕にしても結構なもんなんですけど。
ただ、年が若いのと、多少の知識のおかげで元気状態は維持できてます。

香川ではこういう環境なんですな。
なので、透析の時間延長に結びつかない訳です。
周りにニーズが少ないがために、ごくわずかの時間延長希望組も、爺ちゃんたちに合わさざるを得ない。
で、いつまでたっても長時間透析などは出て来ないのですな。

と言いますか、僕の周囲で現実世界で時間延長したがってる患者さんっていないですから。

透析の負のイメージが勝ってるんでしょうな。

DSCN2488


予習がいるな

長時間透析の定義って、よく知らなかったんですが、さっき調べてみると、「週3回透析なら1回6時間以上、隔日透析なら1回5時間以上」となってました。

5時間2回にオーバーナイト8時間を加えれば18時間以上となるので、長時間透析になるのかと思いきや、違うようです。
6時間以上×3とか、5時間以上×隔日のような形ですな。

ん~(-_-;)
11月の「長時間透析研究会」までにもうちょっと勉強しておかないと、よく分からないかも知れませんのでね。

研究会指定セッション
酢酸含有透析液 vsクエン酸含有透析液カーボスター ~長時間透析にとって理想の透析液はどちらか~

とか言われましてもね(-_-;)

下調べして、ある程度知識つけて行った方が良さそうですな。

ぬ~(*´Д`)
予習が必要ですな。

積極透析と消極透析

以前このブログでは、4時間・QB200の透析の事を「田舎透析」と書いてました。

しかし、田舎でも、長時間透析に挑戦してる病院もあります。
逆に都会でも4時間もっぱらの病院もありますんでね。

なにか良いネーミングはないかと考えてました。
で、思いついたのが「積極透析と消極透析」ですな。

要は、健常者とあまり変わらない高い予後と合併症の進行を大幅に遅らせるために、しっかり透析すると同時に栄養をたくさん取るという積極的な印象が強い長時間透析と、最低限の体調を維持する目的の従来型きびしい摂生がメインの3~4時間透析。
積極的か、消極的かという事で分けられる気がしますな。

仮に短時間で効果抜群の透析システムを作ったとしても、「除水量の問題」は避けて通れませんから。
1時間当たり、除水できる量は個人差が大きいとはいえ限度がありますからね。
透析時間が短くなると、体重の増えを抑えなければならないという問題が生じます。
それでなくても、透析者は栄養不足になってる事が多いですから。
つまり、透析時間を短くする=摂生の必要性が高まる という事になります。
時間を延ばす事の有用性は高いんですよね。

1時間当たりの除水量が減れば、それだけ体への負担が小さくなりますんで。
背中や腰は痛くなりそうですが。

という事で、時間を延ばす方向へシフトしていく可能性は高いんですが、何分にもそれでは病院の利益を出しにくいです。

ん~(-_-;)
そりゃ、厳しい。
チャレンジ精神が旺盛な医師でないと、時間を延ばしていくのは難しそうです。
しかし今はまだまだですが、今後は在宅透析も多少は伸びるでしょうし、徐々に透析時間や透析回数に目が向く可能性はあります。

摂生しまくって栄養不足になれば、カロリー消費を防ぐために家でのんびりした生活を送らざるを得ません。

一方で、よく食べればそれだけ体も動きますから。
そういう方向に物凄く緩やかに時間延長側に動いてる感じはします。

ただ、ニーズを決めるのは患者さん自身ですからね。
僕の周辺域の爺ちゃんたちみたいな人ばかりですと、永久に4時間透析は続いてしまうのでしょう。

ん~(-_-;)
ニーズですか。
最後はソコが決め手になってしまうんか(*´Д`)

何とかならんかなぁ。



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