スポンサーリンク
昨日の日曜日は四国の青年部交流会に行きました。

その中で色んな話を聞きました。

行きの車の中では、県腎協会長(全腎協専務理事)の車に乗せてもらいましたので、会長ともお話しできました。


救いようのない状況になりつつある

会長は、移植経験者です。
ですので、移植期間も含めて透析導入からは37年という大ベテランです。

最近、再び人工透析最導入されておりますな。

経験も豊富ですし、全腎協の専務理事でもありますから、内情に詳しい訳ですな。

かつては15万人もいた全腎協(腎友会)加入者。
今は8万人ちょっとです。

会員数が減れば活動予算も減りますわな。

予算が減る→活動が少なくなる→透析の地域格差が広がる(縮まらない)

まあ、こういう弊害を生んでいく事になりますよね。

いや、患者が正しい透析を理解していないと、透析を利用して社会の中で貢献して行く事は不可能ですからね。
どうやって、透析を自分の人生のプラスに出来るか。
単に家と透析の往復だけの人生にならぬようにせねばなりませんよ。

しかし、会員数が半減してますからな~。
国会請願の時の署名数も半減してます。

どうするんでしょうか?
結局ですな、腎友会活動などをしてる人は、必死で社会貢献を考えてる人が多いですから、仕事を持ってる人が多い訳ですよ。
透析をしながら仕事もしてるのに、更に腎友会活動もしてる訳ですな。

そりゃ、厳しい(-_-;)
で、後継者がいないので、どんどん参加者が減り、予算がなくなって活動が出来なくなる。
活動がなくなれば、当然、透析医療費の国会内での立場も弱くなり、透析医療費に手を付けられるようになる。

患者は、まず、透析以外の病気の医療費については3割負担しなければならなくなるでしょうな。

透析患者がかかりやすい「がん」や「心臓疾患」などで手術が必要な場合も3割負担となるでしょう。

皆さん、やっていけますか~?

僕の「腎臓がん右腎摘出」は50万円からの支払いが必要になるでしょうね。
もうね、ほっておいて「がん」悪化で死ぬしかありませんね。
50万は払えませんよ。
高額医療制度があるから何とかなりそうですが、それもどうなるか分かりませんからね。

なんでそうなるかな~、と思うかも知れませんが、全腎協における国会請願の効果ってどれほど凄い事か知ってます? 知ってる人がほとんどだと思いますが、おさらいしときますよ。

国会請願が採択される事って稀なんですよ。
しかし、全腎協の国会請願はほぼ毎回に近いレベルで採択され、そのたびに人工透析医療は恩恵を受けて来た訳です。

これが採択されなくなるとどうなるか。

例えば、診療点数などで色々問題が起きてくる可能性がありますな。

今は通常のHD(普通の透析)では時間区分が設けられ、オンラインHDFにも点数がついています。
ところが、HDの時間区分がなくなる可能性だってあります。
オンラインHDFに点数がつかない場合もあるのですよ。
そうなると、病院は収入が得られなくなるため、送迎など付属の事に大きな影響を与えるようになるでしょうな。

国会請願って何? という人もいるでしょう。
署名などを持って、国会で採択してもらえるように働きかける行動です。
法律で認められてる国民の権利です。

で、例えば2016年であれば、

①腎臓病の早期発見と重症化予防に向けた総合的な対策が進むように努めてください。
②腎臓病患者が必要な介護支援を受けられる介護保険制度になるよう検討してください。
③週3回の人工透析治療のため、通院困難な透析患者の通院を保障する体制を公的に整備するように努めてください。
④広域で大災害が発生しても人工透析治療を受けることが出来るよう国、地方自治体が連携した災害対策への取り組みに努めてください。
⑤腎移植の推進及び再生医療の研究が進むように努めてください。
全腎協ホームページより引用

といった事を請願し、無事、衆参両院で採択されました(*'▽')

③と⑤に関しては、このブログでも重要事項と考え、僕も多くの記事を書いてきた部分です。

これによって年間1兆6千億円の予算が組まれて、今の人工透析があるのです。

署名数や全腎協のマンパワーが減り、これが採択されないようになったら・・・。

予算が削られ、国会内で「人工透析医療を守る」事や「人工透析患者への配慮」などが次々に失われていくでしょう。

その日はもうスグそこまで来ています。

DSCN2287


崩壊への序章

全腎協では、これまで多くの勇者を輩出してきました。
透析と仕事と患者会活動を、必死にやって来た人たちに支えられてきました。
初期の頃をよく知る患者さんたちは、すでに次々と他界しており、第2世代、第3世代へと受け継がれてきました。

しかし、現在はジリ貧状態であり、会員数の激減と共に、非常に切迫した状況に陥っています。

実は各地で様々な腎友会イベントが開催されますが、参加者が少なく実行できないイベントなどもすでに出てきております。

これが意味するものはなんなのか?

透析医療が今の料金で受けられるのが当たり前だと思ってる患者さんが多いのではないでしょうか?
全腎協における国会請願の実態など全く知らないのでしょうね。

そして、国会請願パワーを失い、滅びていくのでしょうな。

「一生懸命生きる」とは何か?

患者会活動を一生懸命やれば、病院とぶつかる部分も出てきます。
透析医療を良くしたければ、病院との軋轢も生むかも知れません。

簡単に「転院」などを持ち出す透析病院も増えてくるなど、シビアな問題が次々に起きています。

現代社会では「合理性」を求める事が多いですからな。

口うるさい患者はいらない。
黙って透析だけしてくれる患者のほうが有難いという風潮さえある。

そういう中で、患者会活動の支援を要請しすぎて、苦しい立場に追い込まれる場合もあるのですな。
合理性を重視した世界では、マンパワーの少ない全腎協などは恐れるほどの事はない訳です。

そして、透析医療の力が失われ、患者と共に透析病院も崩壊してゆくのですな。

先も言ったように、定期的に行われる診療点数の見直しで、不利な状況にドンドンなって来てる訳です。
昔は、「透析病院はスグ大きくなる。」といった、透析が儲かるというイメージが先行してましたが、現在は各地の透析病院で深刻な財政状況になってる場合もあります。
送迎などを行ってる病院が送迎打ち切りをしてるケースもありますよ。

何とかなってるのは大阪や東京などの都市部だけで、一部の地域では病院同士の競争心がなくなり、口裏を合わせたように、コストを最大限に削減した粗悪透析を行い始めるかも知れませんね。

生き残りをかけた戦いは、現実に起きています。

今後、透析患者の総数が減り始める時が来ます。

病院同士の競争に疲れ、できるだけコストのかからない透析を目指す病院が増えれば、患者が置き去りになり、酷い状態が生まれる事でしょうな。

そういう未来像を何となく感じた勇者たちは、それぞれの思いで立ち上がり、たくさんの事を両立しながら日々戦っています。

こうした「一生懸命生きる」人たちに支えられ、今日の透析医療があります。
もちろん、透析医療関係者の中にも協力的な方々はたくさんおります。

しかし、いかに勇者でも透析を受けながらの活動は体や思考を消耗し、限界があります。
次々に立ち上がる患者さんが今後も減り続け、やがて崩壊が始まって行くのだと思います。

誰がための透析医療なのかを再考して欲しい

実際に、患者会加入者の人数は減る一方、そして、各地で恒例となりつつあった患者会イベントなどもドンドン縮小方向にあります。

血のにじむような努力で多くの方が挑んできましたが、その消耗は激しい訳です。
なぜなら、そういった勇者たちは、仕事もし、社会貢献などにも積極的な人たちばかりだからです。

頑張るからこそ、消耗も激しい。
常に世代交代が必要なのですが、高齢患者さんも増えてきました。
透析導入者の平均年齢も年々上がってきております。

いかに透析医療がグレードをあげて長く生きられる透析になっているとしても、制度が透析医療に不利になって行くと、費用などの問題で生きられなくなる場合も可能性としてはあるのですな。

誰がための透析医療なのか。
自分が生きていくために避けて通れぬ状況になりつつある今の透析医療の現実です。



↓↓↓恐れ入りますがお帰り前に応援ポチをよろしくお願い申し上げます。

↑↑↑面白ブログ満載のランキングが見れますが同時に1票がはいります(*'▽')


        スポンサーリンク