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サイコネフロロジーとは別に、僕の感性で透析患者の感情をうまく表現できると良いんですけどね。

何でもそうなんですけど、人間の心はバランスを取ろうと必死になってるんですよね。

なので、何をしても、「言い訳が必要」なんですな。
悪さをしても「アイツのせいだ!」のような「言い訳」が必要になるんです。


自然な心の状態

だからネガティブ方向に行こうと、ポジティブ方向に行こうと、自分自身が納得できる理由を見つけようとしますな。

なので、
「週3回、1回4時間程度の時間拘束がある。」
「1度始めたら死ぬまで離脱できない。」
などが、マイナスに行きやすいです。

「こうだから仕方ない」と自分自身を納得させようとしてしまう。

1度、マイナス方向に思考が傾いてしまった人に、
「いや、透析してても働いてる人もいるし・・・。」のような逆の発想で語る人がいますと、更なる「言い訳」を考えだし、自分を納得するように導いてしまうのですな。

ここが、透析患者が心を落ち込ませやすい原因となってます。

一方で、ポジティブに生きようと頑張ってる患者さんたちの中にも、「虚勢を張る」、「強気な発言を繰り返す」事などで、心のバランスを取ろうとしてる人もよく見かけます。

自分に言い聞かすように、強気な発言をしてる訳ですな。
それで心の均衡を図ろうと無意識にやってしまう。

「透析なんてどおって事ない。」
「この程度で心を乱すなんて」

と言ったような感じでしょうか。

まあ、こちらも「イタイ」感じがします。

実際はどちらも、極端な方向で心を納得させてますので、精神状況としては余り良いとは言い難いです。

人間には元々持ってる精神の要素があり、生まれ育った環境なども加わり人格形成がなされていきますので、どちらかに偏りやすいです。

自然にそうなってしまうのですな。

しかし、上記のネガティブ&ポジティブはどちらも「自然」ではなく、心をそのラインで止めようと、無理して理由探しに没頭してしまってますな。

この場合は無理がある。
で、何かをきっかけに精神に悪い影響を与えてしまいます。
ここが「うつ」などを発症するラインなのでしょう。

つまり、「自然な心の状態」を理由付けで無理に捻じ曲げてる訳です。

この状態が最も、心にストレスを与えてしまってます。

元々持ってる要素や、生まれ育った環境で培われた「自然な感情」を保つ事が、実際は精神病などにはなりにくい状態なのですな。

あはは(^◇^)
実は、これは口では簡単に言えますが、実際は「自分の自然な心の状態」を狂わせないというのは、ものすごく難しいです。

人が生きていくには、社会のルールなどが多々あり、いつの間にかそれが当たり前の事だと精神を洗脳されてる状態なのですよ。

なので、無理して自分に何かを課してる状態です。
この時点で「自分の自然な心の状態」を狂わせてる事になってしまいますからな。

いや、そういうのは「本能」っていうんじゃないの?

ん?
いや、少し違うかも知れません。
一部そうですが。(人間としての種族性もあるので、本能の部分も絡んでは来ます)
本能のままに生きるというのは一見問題が多そうですが、その人の心が洗練されていれば全く問題はありません。

よくね、「ありのままの自分」という言葉を聞きますが、
(-_-;)
いや、ありのままの自分って少し恐ろしい部分があるような気がしませんか?

人間が最も残酷な生き物という事を言う人もいますからな。
いざとなったら何をしでかすか分からない。

食べ物がなくなった時、パン1個を巡って争いを起こしてしまうかも知れません。
みんなで分け合う事無く、1人で全部食べてしまうかも・・・。

そういった事もあって「本能」っていうとイメージが悪くなりがちです。

が、実際は人が生きていけば、社会のルールなどで洗脳されてますので、本来は心は洗練されているはずなんですが。
どうでしょう。
日本人は災害が起きても、暴虐なふるまいをする人は少ないですな。
比較的、心が洗練されてる民族です。

これは、宗教上の理由があります。
一神体を信じる他国に対し、日本は八百神の国です。
世の全てのモノに神が宿っている。
お天道様は見ている。
という独特な考え方が身に付いてますので、強奪する絶好のチャンスが訪れても、そういう非道な真似はしない民族ですな。

自然と心が洗練されてるのですな。

例えば、お隣の大国の民族であれば、恐らくパンを独り占めしても全く平気でしょう。
自然にそれができてしまうでしょうな。

しかし、日本人は違ってて、ついつい
「みんなで分けた方が良いかな?」と葛藤してしまうし、仮に1人で食べたとしても、その後、罪の意識にさいなまされてしまいます。

つまり、ここが日本人の「自然な心」なのです。

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「イキイキ」と過ごす

結構無理しなきゃ生きられない世の中なのですよね。
自然な心の状態で世を上手に渡っていくのはかなり難しいです。

ただ、無理が周りに見えてしまうと、「イタイ」感じになってしまいます。
いや、結構ね、マイナス方向に行ってる人も無理してマイナスになろうとしてる「イタイ」人は多いです。
自分はやればできると分かってるのに、やらない。
面倒臭い。
何もしない。
そして言い訳を考える。

まあ、そういうワザとにマイナスに向かう感じの人ですな。

これは透析では最も多いのではないでしょうか?
理由付けが簡単ですからな。
時間的梗塞や体調不良など、理由はいくらでも付けられてしまいます。
簡単です。

でも、日本人なのでね(*'▽')
心の奥底では、
「このまま終わりたくない!」
「俺は(私は)こんなもんじゃない!」
「このままで良いとは思わない!」

という感情が芽生えてるはずなんですよね。

それ!
それも自然な心ですな。

むしろ、何かをやって、それなりにこなせたほうが、自分らしさを取り戻せたりする場合もあります。

時々、イキイキと過ごしてる人物を見かけませんか?
そういう人は「自然な心の状態のままに(しかもその自然な感情が洗練されている)」生きてる人ですな。
自然と気分が高揚してる状態が続いてますので、周りからイキイキしてるように見えてしまうのですな。

いや、透析してても、その「イキイキ感」を出してる人はいますよ(*'▽')

まあね、透析してなくても、健康でも、イキイキと過ごせない人はたくさんいますけどね。
「透析してるから」というのが言い訳になってしまうと、「イキイキ」生活には永久にならないんですよね。
自分に理由付けしてるだけですので。

「自然な心の状態」でプラス方向に行けるのが最も良い訳です。
無理しなくても行けてしまう・・・。
人間の精神構造を学んでいくと、少し自分自身を見つめ直す事もできますし、なかなか面白いです。

高みに登ろうとすると、どうしても無理が生じてしまうんですけどね。
何をやっても楽しい! みたいな状態にならなければなかなか「イキイキ」とは過ごせませんからな。

言い訳の材料になりやすい人工透析

人は、自然と自分自身を演出してしまってるところがありますな。

透析で心を乱してる人は、2つに分けられると思います。
1つが「もうどうでもよくなってる」という状態。
もう1つは「前頭葉に異常があって感情のコントロール」ができない状態。

2つ目の方は、脳の疾患が原因なので、改善するにはその疾患を治す以外に方法はありませんけど、現在そのような治療があるというのは僕は聞いた事がありません。

1つめのほうは、「もうどうでもよくなってる」という状態を本人が演出してるように見える事もありますね。
つまり、
「かまって欲しい病」もしくは「一切、関わるな病」のように見える事があります。

自分を「ダメな人間」に演出する事で、人にかまって欲しいか、もしくは一切関わって欲しくないほっといて欲しい・・・という状態を演出している感じに見えます。

「いつ死んでもええんじゃ!」と言いつつ、週3回の透析にはちゃんと来るんですからな。

「かまって欲しい」のほうは、改善できそうな気もします。
一方、「関わるな」のほうは高確率で「うつ軽症」ですよね。
誰とも接したくないというのは、人付き合いが苦手という思い込みが強い人なんだと思います。
こういうのも実際は、「人付き合いが苦手」という理由付けで、返ってそうなってしまってるだけ。
確かに深い付き合いがたくさんあると誰しも多少は面倒な事も多いでしょうが、元々人間は完全な孤独には耐えられないように心が出来てしまってますからな。

そこには軽めの矛盾があるんですよね。

実際は、多少の人との関りは欲しいが、面倒な付き合いは嫌だ・・・的な。
まあ、誰でもそうか(-_-;)

結局は、その透析という境遇に依存してる状態ですな。
ただ、境遇に依存するというのはプラスに持っていく事も可能なので、(自分は透析してても心健やかに過ごせる、という依存からの自信につながる事もあります)境遇の依存自体は悪い事ばかりではありませんが。

「人にどう見られるか?」などを意識してしまう部分もありますからな~。
演出というのはよくある事です。
外では良い人だけど、家の中で暴虐な人もいますし。(まあ、多少は誰でも変わるでしょうけども)
まあ、人目を気にするというのは、人には大事な感情ですからな。
これがあるから社会の秩序が守られるという背景もあります。

しかし、「自然な心の状態」での「心の洗練度」が低いと、無理も大きくなる。
それで、無理がたたり
「もうどうでもいいや!」的発想になってしまい、「どうでもよい」自分を演出してしまう事にもなる。
言い訳が増え、それを自分に納得させようと頑張ってしまう。

ん~(-_-;)
まさに負のスパイラルですな。

「人工透析」という厳しい世界観が、そういった言い訳を生み出しやすいですからね。
そこを理解してるか、してないかでも、その後の精神状態に大きな違いを生んでくるんでしょうな。

まあ、僕も以前の病院で何人もの紋巣多亜患者さんは見てきました。

しかし、どの人も「それで良い」とは思っていないと思います。
何かに訴えかけてる状態。
誰かに救って欲しい状態のようにも見えたりしたんですが。
どうなんでしょう。



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