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現在のところ、人工透析を受けながら、予後をより良くするために有効とされている方法は、透析時間を延ばす、回数を増やす、といった方法が取られていますね。

確かに現時点で透析学会でも時間を延ばす事で、予後がよくなるとのデータが数多く発表されています。

元気に仕事をされている透析患者さんの中には、オーバーナイト8時間透析や週4回以上の透析をされている人もよく見かけます。
しかし、これはどこまでいくんでしょうね。
時間を延ばせば予後が良くなる・・・と言うなら、10時間透析とか12時間透析というのも出てくるんでしょうか?

在宅移行されている方の中には、9時間透析をしている方までいらっしゃいますので、もしかしたら、僕の知らないところで10時間以上の透析をされている方もいるのかも知れません。

しかし、透析時間が伸びていくというのは、実は不自然なんです。

何でも未来へ向かうごとに、物事はコンパクト化されていくのが世の常識です。

冷蔵庫やテレビは大型化してますが、中に入ってる部品はコンパクト化されています。

基本、小型化していきます。

なのに透析は時間が伸びている。
多くの透析施設で4時間がもっぱらとされていますが、5時間への移行を行っている施設も徐々に増えてきてます。

これは、一端コンパクト化してしまった形ですからね。
人工透析が日本で始まった頃は、8時間透析であったと言われています。

現に海外ではフランスのようにその8時間透析をやっている先進国もあります。

日本では透析機器の充実により、一端コンパクト化してしまいました。

4時間というスタイルは、病院の経営、患者の負担、色んな面で優れた考え方だったと思います。

月水金と火木土の2チーム、午前と午後の2クールというやり方は経営の合理性と、最低限の患者への治療というバランスから生まれ出たものです。

それに合わせて、透析機器も改良に改良を重ねてきました。

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しかし、本当に合理性を追求するなら、3時間透析が本来はベストのような気がします。
長時間透析が予後に良いとされてしまうと、どうしても合理性に欠けてしまいます。

というのも、4時間透析では働く側に前後の手間があり、10時間勤務になってしまいます。
準備から片付け、翌日の準備まで計算に入れると、どうしても10時間勤務になってしまいます。
これを8時間勤務にするには、3時間透析がベストになるのは言うまでもありません。

現在、日本では各メーカーでダイアライザーのレベルアップを急いでいると思われます。
3時間透析でも6時間分のろ過能力があれば、3時間透析が十分可能です。

それだけではありません。
今のダイアライザーや透析スタイルでは、まだまだ血液中に必要な成分もろ過していますし、排出すべき成分も排出できないようなものもあります。

ここでのチャレンジとして「HDF」なども登場してはいますが、今後はもっと凄いシステムやダイアライザーが出現し、行く行くは3時間透析というコンパクト化も現実味を帯びて来るかも知れません。

しかし、3時間透析には、2つ大きな問題があります。

その1つは除水量です。

いくら3時間でも増え幅が3キロ以上あれば、時間1000CC以上の除水となり、体や心臓への負担が増えてしまいます。

もう一つの問題は、除水量の制限が厳しくなれば、栄養不足になり、反って予後が悪くなってしまう問題がある事です。

そうなると、ダイアライザーの「ろ過能力」は、栄養成分を「ろ過」しない、という難しいものを作り出してもらわないといけません。

こうなるとハードルが高くなってきます。

現在の透析では、栄養成分まで持っていかれてしまっているので、長時間透析をされている方は、ある程度の栄養を食事から取らないといけませんからね。

このままでレベルアップしたのでは、余計に栄養まで引かれてしまい、節制すればするほど危険になります。

時間が短くなるという事は、除水量の制限に難しさが出ますので、我々透析患者も普段から体を鍛え、除水量の多さに耐えられる体作りが要求されるかも知れません。

我々、透析患者から見ても、3時間透析がもっぱらとなる時代になれば、透析にかける時間の少なさから、メリットも大きいはずです。

その時代の到来はそう遠くない未来にやって来るかも知れません。
その時に何が要求されるようになるのか、そろそろ心の準備が必要な時代なのかも知れませんね。


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