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英会話スクールでのフルコミッション営業では、さすがに経験値がなく、最初の半年は稼げなくて苦労しました。
不思議なのは、成績トップの人も、まったく同じマニュアル通りの営業をしてる事でした。

同じトークなのに、一方ではバンバン売って稼ぎまくっている。
この差は何なんだろう?

それが不思議で仕方ありませんでした。
営業のコツをつかみ始めるのは、半年くらいたってからです。

僕はどんなに食えなくなっても、1年間は我慢してこの営業をやるつもりでした。

広告代理店の方から紹介された時、「1年間やれたらどこの営業でも通用する会社だ!」と言われていましたからね。
同じ営業トークでありながら、それだけの差が出るのは一体何がいけないのか?

これを考え倒しましたね。

そう言えば上司から「制約しないとなった時は、えーっ!そんな事初めて言われましたー!くらいの事を言えるくらいの営業をしてみろ!」
とよく言われました。

意味がよく分かってなかったですね。

つまり、「どうせ取れないだろ!」
って思いながら営業しても取れません。
という事です。

こっちの不安は必ずお客さんに伝わってしまう・・・。

こんなに良い物を買わない人はいない!
という気持ちで、目をランランと輝かせて言えば、契約なんてドンドンしてくれるようになるんです。

これで、僕は大きく躍進しました。

あんなに取れなかったのがウソのように、バカバカとれるようになっていきます。
月間10契約で、約70万の収入ですからね。

つまり、テクニック先行の営業では、相手は「騙されまい!」と心にカギをかけてしまいます。

相手を引き込むには、純粋なハートなんですよね。

確かに、営業トップの人たちは、純粋そうに見える人たちばかりなんです。

腹黒そうな人がほとんどいない。
腹黒そうな人でも、一たび営業に入れば、とても純粋そうな人にコロッと変わるんですよ。

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払えなくなった家賃も払えるようになり、遊ぶ金も出来、実は上司にお金を借りていましたが、それも一括返済できました。
1年経過の最後の月には初の100万超えを達成。

月収102万円という高額の稼ぎを得ました。

せっかく波に乗ってきてましたが、ここが僕の終着駅ではありません。

コピーライターや作詞家で食っていくには、しゃべる力が無いとやっていけないので、挑戦した営業です。
このままでは、夢から路線を外れてしまいますから。

まあ、営業という仕事を長くやっていくのは元々僕には無理があるようです。
ここらではっきりしておかないと、という事でやめる事にしました。

というのも、次が僕にとっての最後の就職になるだろうと思ってましたから、その前にやっておきたい事がたくさんありました。

そして僕は、恐らくこの読者さんでも思いつかないような、とんでもない世界に飛び込む事になるのです。

これ、実話じゃなくて、フィクションなんじゃないの?という声もありますが、全部本当です。
本名と顔さらしてますからね。
嘘だったらエライ事になります。

今振り返ると色々ありましたが、当の本人はその時々で必死でした。

というか、フィクションでコレ書けるんだったらとっくに小説家か何かになってるだろうと思いますけどね。

そのとんでもない世界に関してはまた次の機会に書きたいと思います。



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