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まあ、プロにもなれなかった僕が書くのはおこがましいですが・・・。

最近、ソ~シャルが発達してるせいで、アチコチで歌詞のツイートを見ます。
僕らの時代はそういうのが無かったので、同人誌が一般的でした。

僕は、日本音楽アカデミーが主催する「作詞研究会ミュージックフォーラム」に所属して、詞を書いていました。
実際、レコード会社との提携もあって、坂口照幸さんを始め、多くの作詞家を生んだ同人誌でもあります。
そういう所で、数多くのライバルに揉まれ、僕もやがては月間賞や年間賞の常連となっていくんですが、最近の人は発表の場は多くとも、ライバルに恵まれてないな!とも思う訳です。

レベルの高いライバルが何人もいなければ、自分を高める事は出来ません。

僕もある時に気付く訳です。
「どういう風に書いたらヒット曲が書けるんだろう?」ってね。

分からず書いていても、ヒット曲が書ける訳ないじゃん!
それで書けたら、ただのマグレじゃん!

どう書けばヒットするのか分かっていて、それを狙って書けるようにならなきゃヒットメーカーにはなれないぞ!

これに気付いたおかげで、同人誌で賞を取りまくれるようになるんです。

話は変わりますが、Twitterで作詞家の及川眠子さんのツイートにコメント付きでリツイートしたら、ご本人の眠子さんに「いいね」してもらえました(*'▽')

及川眠子さんは、「愛が止まらない」、「淋しい熱帯魚」、「残酷な天使のテーゼ」、「東京」などのヒット曲を書いたヒットメーカーさんです。
僕から見たら超憧れの人でもあります。

カンド~(*´∇`*)

例えば、皆さんは秋元康さんのAKB48で書いてるような歌詞を見てどう思いますか?

「あんなの自分にも書けるんじゃないかな!」
と思う人は、永久に作詞家にはなれないでしょうね。

アレを見て、「こんなレベルの高い詞は簡単には書けないだろうな!」
と思った人は、すぐにも作詞家を目指すべきです。
才能があります。

秋元康さんの詞の高い技術をすぐに理解できる人はそうはいません。
僕もそこに気付くまでに何年もかかりました。
気付いてみて、いざ自分でその技術をやってみようとすると、全然出来ないくらい難しい事をやっています。

高い技術と言えば、秋元康さんよりも松本隆さんです。
松本隆さんの代表曲「赤いスイートピー」のあの技術を習得できたら、即、歴史的なヒットメーカーになれると思います。

歌詞に眠る、「ビジュアル表現」、「ドラマ性」、「透明感のあるフレーズの選出」、「主人公の女の子とその彼氏の人間性」
そういったものを、説明的にならずに描くのは至難の業です。

また、もう一人の天才は、尾崎豊さんです。
尾崎豊さんが書いた「卒業」は恐るべしです。
~あと何度自分自身卒業すれば 本当の自分に辿り着けるだろう~

というフレーズは身震いしますね。
技術の化け物が松本隆さんならば、感性の化け物は尾崎豊さんです。
絵画で例えれば、ゴッホとピカソという事になります。

詞を書く時、誰もがそこに「魂」を注入するものなんですが、どんなに「魂」を注入しようとも、実際に曲が付き歌われてしまうと、歌詞の「魂」は半減してしまうものです。

しかし尾崎豊さんの詞は、歌って「魂」が倍化します。

もしも、尾崎豊さんの感性と、松本隆さんの技術の両方を持ち合わせる人が出現したら、恐るべき事になると思います。
僕もそこを目指していました。

おお!
トシヒ-ロー作詞集」のカテゴリは1部の読者さんに人気があるみたいで、古い記事でありながら毎日どなたかが見てくれているようです。

そこを目指しつつそこには到達できない歌詞ながらも、何かを感じてくれてるのでしょうか?

DSCN0637


何でもそうですけど、目に見えない奥深さは存在します。
作詞なんていうのは、芸術性と大衆性のバランスが凄く求められます。

秋元康さんは大衆性に特化しており、「恋するフォーチュンクッキー」などは、書けそうで書けないハードルの高い作品ですね。

作詞を突き詰めていけば、芸術性ばかりに捕らわれますが、大衆性というのも大きな課題となります。
大衆性の高い作曲家はモーツァルトであり、芸術性の高い作曲家はヴェートーベンです。

芸術は「無」から「有」を生み出す能力が必要です。
もがき苦しみ、渾身のワンフレーズを組み立てるのが作詞であり、そこに気付いてたくさんの優秀な作詞家が育ってくれると、僕らも良い歌がたくさん聞けるようになります。

つまり吸収する頭脳より、吐き出す頭脳が要求されます。

自分が楽しむために詞を書くも良し、プロを目指すも良し。
でも出来るなら、高みを目指して欲しいと思います。



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