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人工透析は辛いですか?

という質問があとを絶ちません。
月に2回は聞かれます。

前にも書きましたが、これに僕は「辛いですよ!」と答えます。
もしも「大した事ないですよ!」
って言ったら、その人がそうなった時、辛いと感じると困りますからね。
僕自身は最初の2回は3時間しか出来なかったので、
「あれ、透析ってこんなもんか?」
っていう感じでした。

太く長い針を根元まで刺しますから、それは痛くて憂鬱になりますが、それ以外はどおって事無かったです。

3回目の透析で初の4時間を経験して初めて、「辛いな」と感じました。

しかし、透析中に爆睡する!
という戦法を身につけてからは、さほどでもありません。

いかに血圧が下がらないようにするか、足がつらないようにするか、左腕がだるくならないようにするか、そこさえうまくいけば問題ありません。

しかし、透析中にどれか一つでもその症状が出てしまうと、いっぺんにキツイ、辛い世界に変わります。
数年もやってれば、大体の人はコツを掴んで、どこまでやるべきか、どこで手抜きできるかが身についてきます。

人は成長する生き物ですからね。
1~2年で掴めなかったコツも3年、4年、5年とやっていくうちに要領を得て行きます。

まあ、4~5年かかると思って下さい。
体が透析に対応できるようになるには半年はかかります。
次に、透析に通うのに慣れるのが1年。
更に、透析を受け続けるのに不満を軽減できるまでに2年、といったところでしょうか?
他にも食生活のリズムを作るのに3年くらいはかかるかな。

個人差を入れても4~5年あれば、透析生活を受け入れる事はできるでしょう。

現実に、10年以上の患者さんと、3年未満の患者さんでは、病院内での発言とかが違っていますね。

3年未満の患者さんは、結構ブーブー言ってる人も多いです。
透析生活に心が対応していけてませんからね。

10年以上の人は、すでに合併症も多々経験しますので、透析との向き合い方をよく心得ていますね。

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僕自身も、「何で僕がこんな体にならなきゃならないんだ!僕より悪党はいくらでもいるだろ!」
っていう不満が消えるまでに2~3年費やしました。

透析導入から1か月が過ぎた頃、姉とケンカになり、飛び出した事もありましたね。
叔母が車で探しに来てくれました。

透析の事を知ったかぶりした姉の発言が気に入らなかったのですが、今なら何でもない事でも、当時はまだ「透析」自体を受け入れられていませんでしたからね。

そう言えば、かつて透析ももう6年くらいたった頃でしょうか?
映画を見に行って、上映時間までまだ時間があったのでウロウロしてたら、それで疲れ切ってしまい、映画の内容が全く入ってこないという事もありました。

透析6年頃は、ボチボチ心臓が悪くなり始めた時でしたからね。

田舎山の中から高松市へ出て高松サティ内(サティの中に映画館があります)をウロウロするだけでも、疲弊する体になってる事に気付きました。

その後、また体を鍛えだしたのと、心臓の治療をした事で、多少はマシなりましたけどね。

透析7年目に入り、転院を機に、心筋症、腎臓がん、十二指腸ポリープと3つの治療をする事になりました。
同じ年に3つもの治療ですからね。
この年は入院また入院となってしまいました。

しかし、それが今となってはこうしてブログに体験談として書ける訳ですからね。

透析ブログはある意味、病気自慢みたいになってしまいますが。
しかし、それだけ合併症の症状が多い病気でもあります。

これを辛くないですよ!と言っても、逆に説得力がありません。

まあ、辛いと言えば辛いし、大した事無いと言えば、大した事ありません。
自己管理がしっかりできるならね。

自己管理が出来ない人ほど、ブーブー言うハメになりますね。
僕にもそういう時期はありました。

しかし、まあ振り返ってみると、「透析」ってヤツは、罰ゲームみたいなもんです。
自分がやった事が全て自分に跳ね返ってくる。

すぐに跳ね返るものもあれば、数年してからでしか跳ね返らないものもある。
しかし、確実に跳ね返ってくる!

そういう事の繰り返しです。

良いほうに跳ね返るシステムもあれば良いんですけどね。
長く生きたら生きたでの合併症、また長く透析する事で加齢による体力の衰え、闘病による体力低下もあり、何かと厄介な事も多いです。

まあ、ここら辺が「透析は辛い!」と言える部分かと思います。
ずいぶん前にも一度書きましたが、余りにも多い質問ですので、再び書かせて頂きました。



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