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僕が以前、通っていた透析病院で、気になるものがあった。
天井にアンパンマンのイラストが貼ってある。
「あれ、何~?」
「前に5歳の子が透析してたんよ~。」
はいっ???
5歳・・・
なんて事だ!!

どの透析病院でも1人や2人、精神を病みかけて怒鳴り散らしてる患者がいる。
恥ずかしくないのだろうか・・・?

5歳だよ、5歳!
5歳の子がこの苦しい透析を、大人の言う事聞いて、黙って受けていたのだ。

今頃は中学生か高校生になってるだろう。
もしかしたら、腎移植してるのかもしれないが・・・。

前章で述べたように、透析患者はもうすでに戦場のど真ん中に立たされている。
そこは、もう、闘うか逃げ出すかの選択肢しかない。

どうして闘おうとしないのか?
ちょっとスタッフさんにキツイ事言われたからって、
「もう二度と来ねえよ!」ってなんだ?
しかも、ちゃっかり次の透析の時は来てたりする。

来るなら、透析を受け続けるなら、闘え!この透析と!
5歳の子が闘っているんだ。

僕は今の透析病院が3つめになる。
別に不満があって転院した訳ではない。
送迎無しの病院→送りだけある病院→送迎両方ある病院と変わっていった。
自分の体力と家族の事情で変わっただけだ。

もちろんそれだけ多くの患者さんを見てきた。
イライラしたり、怒ったりする気持ちは痛いほど分かる。
だが、プライドを持ってほしい。
障がい者だって、人間だ。
別に格下になった訳ではないのだ。

厳しい事を書いたが、僕だって何度も心が折れかかった。
イライラしたり、誰とも口聞かなくなったり、怒鳴ったりした事もある。
その度、反省し、心が強くなった。

除水量に関して、スタッフさんによっては厳しい言い方や嫌味な言い方をされる場合がある。
しかし、透析患者さんに一言言っておく。
スタッフさんはそれが仕事だ。
増え幅が4000グラム以上ある人に何も言わないのは、仕事をさぼってるだけである。
厳しく言われるからこそ、あと一杯の水、あと一口の食べ物を我慢できる・・・
そういう一面もある。

スタッフさんにしたって、そういう患者さんに何も言わなかったせいで、その患者さんが死期を早めてしまったら、後味が悪いのだ。
そこを分かってあげて欲しい。
ほとんどのスタッフさんが真摯に仕事をこなしてる、それだけだ。

ただ、ごくたまに心得違いなスタッフさんもいるだろう。
そして、そんなスタッフさんの元では安心して透析を受けられないだろう。
往々にして、そういうスタッフは年下なんだから、患者だからと言って黙っている事はない。
ちゃんと指導してあげて欲しい。

患者とスタッフは一連托生なのだ。
どちらも透析と闘う必要がある。

そして、スタッフと患者の距離感はとても難しい。
病院によって方針も違っていて、深く入り込んでくる病院もあれば、距離感を保っている病院もある。
どちらが良いとは、一概に言い切れない。
患者さんの性質にもよるからだ。
患者さんにとって、透析病院とは長い付き合いになる。
自分に合ってない病院で透析を続けるのは苦痛でしかない。

他院から転院してきた患者さんや、各県の腎臓協会の会合などを利用して、自分に合う透析病院を探すというのも一つの手である。

僕の感覚だと、病床が多く沢山の患者さんを抱え透析の歴史の長い病院は、比較的、優良なシステムを構築できてる気がする。
更に、スタッフさんのトップが優秀かどうかも大切だ。
優秀なリーダー(師長とか)がいる病院は若い子でも優秀だし、リーダーがダメだと若い子も育たない。
そこは企業と同じではっきりしてるので、しっかり見ておく必要がある。

僕の経験上、患者の心得、スタッフの心得、それは結構重要なポイントである。
みんなで協力して、楽しい職場、安心できる透析環境を作っていきましょう。



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