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トシヒ-ローさんがそこで書いてるように、人工透析が精神に与えるものは強いと思います。
私も透析6年で、私自身が変わってしまったように感じます。


まあ、そうでしょうね。
はっきり言って、人工透析を受けてる自分の境遇っていうのは、「面白くない」ですよね。

そこが精神に影響を与えてるのは間違いありません。

まあ、ただ、6年というスパンでは時間が足りないだけのような気もしますね。


長く透析を続けていらっしゃる方々の中には、そこを克服したかのように、前向きに透析に向き合えてる人もいます。
もちろん全員という訳ではありませんが。

人間っていうのは成長する生き物ですから。

1つの事に躓いたとしても、そこを克服する力は生まれながらにして持っています。

精神の事ですからね。

人工透析というマイナスをプラスにするまでは難しいでしょう。
しかし、マイナスをプラマイゼロにする程度なら不可能ではありません。

そもそも、「人工透析」は通常週に3回あります。
その都度、自分の置かれた状況に引き戻されてしまいます。

普段、透析の事は忘れて、どんなに充実した人生を送っていたとしても、透析のたびに現実に引き戻される。

いや、僕の場合は、食事のたびに、のどが渇くたびに引き戻されてしまいます。

この状況に「面白くない」という感情が生まれ、爆発してしまうんでしょうな。

はぁぁ(-_-;)

厳しいですな。

精神面に触れている透析ブログは比較的少ないですので、僕はそこを重点にこれまで書いてきました。

その中で、いつも感じるのは、僕は「病気依存」を持っており、ちょっと皆さんとは違うかな?
と思うんですね。

「病気依存症」とは、自分の病気を自慢したがるというか何というか?

子供の頃、転んでケガして痛くても、赤チンや包帯を巻かれたりすると「嬉しくなる」という特殊な感覚です。

DSCN1507


だから、実際のケガより大げさにやってもらう感じがありましたね。
あはは(^◇^)

人工透析においても、周りに一切隠していません。

僕の場合は、シャント付近さえ見せなければ、病人には見えませんが、人工透析を受けている事は、周囲の人の中の大半の方が知ってくれています。
別に言いふらした訳ではありませんよ。

口数の多い人数人に言っておけば、自然に広がりますから。

いまだ、
「トシ君、透析しよんやってなぁ。」と声かけられる事もあります。

その僕と、他の方は少し違いがあるかな?
と感じます。

この時点で、僕は依存症もあるとは言え、「障がい者」として生きているという事になるんでしょう。

まあ、障がい者と一言で言っても、マイナス面、プラス面の両方がありますよね。
マイナス面は皆さんよく知っていると思いますので、プラス面について書けば、

医療費がかからない(もしくは格安である)
交通機関の割引
NHK受信料など公的機関の割引

など、表向きのお得感から始まり、普段の生活でも比較的面倒な事から避けやすい方向で考えてもらえる事も多いです。

色んな面で恩恵を受けております。
初心者マークを貼ってる車のような感覚でしょうか?
(少々ヘタでも大目に見てもらえる・・・みたいな)

そういったプラス面を活かすような生活をしております。

車の免許は持ってますが、車は運転しておりません。
激しい「めまい」がありますのでね。

しかし、運転しない事で、車の経費はかかりません。
里に下りる際のバスも100円で乗れますから、何気に格安です。

こういった事が、僕の中心にある訳です。

そうなってくると、受けてる恩恵も多いので、透析を受けているという「面白くなさ」もマイナスにばかり働いている訳ではなく、プラスに働いている事も多いんですよね。

僕の場合は心臓にステントが2個入っておりますので、腎不全じゃなくても内蔵障がい者になってしまいますが、どちらもなければ、体調が悪くても恩恵は無い訳ですから、そう思えば「人工透析」も苦痛だけではありません。

まあ、「開き直っている」という風に言われるかも知れませんね。

しかし、腎不全などは、誰もがなってしまう可能性を秘めてる病気です。
この病に恩恵があるのは、自分がなった時の保険といった意味合いもあります。

逆に言えば、もっと苦しんでいる病の人もいますからね。
大勢いる事で恩恵につながっている病と違い、少数なため、恩恵を受けられない病も存在しているのですから。

そう言った人たちから見れば、透析なんて恵まれすぎているんですから、そうそう精神を病んでいる場合ではないのですよ。

えっ?
透析が面白くない・・・。

ん?

まあ、確かに面白くはありませんが、それだけのシステムがそろってる病も少ないです。
透析環境は日増しに良くなってきていますし、己を磨くにはうってつけの病です。

かつては平均余命5年と言われた透析も、現在は大きくその寿命を伸ばしてきています。
透析になってから、まだもうひと勝負可能な余命です。

それをいかに活かせるか?
そこに目を向けてみてはいかがでしょうか?



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