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10年も透析を続けていると、多くの透析仲間ができます。
その中で僕は、透析に関して色んな事を聞かれる役回りになってしまってます。
例えば、「全身のかゆみは何とかできないのか?」とか、
「生ものは何で食べたらダメなのか?」とか、とにかくよく聞かれてしまうようになりました。

今回はそれらについて書いてみたいと思います。

「かゆみ」について

これは、透析患者さんのほぼ全員が体験してるはずでしょう。
皆さんそれぞれ各病院で、軟膏なり、かゆみ止めの飲み薬なりを処方してもらい対処してると思いますが、効果の程は今一つ芳しくないと思います。

う~ん・・・
こればっかりは対処が難しいですね。
僕はアレルギー体質なので、「アレグラ(抗アレルギー薬)」を処方してもらってますが、かゆみがゼロになる事はありません。
そもそも透析患者は、腎不全によって血液に問題が起きています。
本来なら尿から出る尿毒素などの体に不必要な物が、いつまでも体の中を駆け巡っています。
もちろん透析を受ける事で、ろ過はしていますが、完璧に取り切れる訳ではないので、血液の問題がずっと残ったままなのです。
腎臓の働きが極端に弱く、血液にも問題を抱えると、汗腺(毛穴も含む)が小さくなります。
これがかゆみの原因となってます。
この問題を完全に解決できる方法はありません。

個人差はありますが、長年透析を続ける事で、かゆみが少しマシになってるように感じる場合もあります。
これは、ただ単に慣れただけで、原因が取り除かれた訳ではありません。

つまり「かゆみ」は腎不全の副産物としか言いようがありません。
特効薬の開発を待つか、腎移植をするか、そのくらいしか現時点で解決方法がありません。

腎移植をされた方に聞いた話ですが、移植後は汗もかきやすくなり、かゆみもある程度治まったそうです。
やはり、腎機能がかなり影響してるようですね。


「生もの」はなぜ食べたらイケナイのか?

この場合の「生もの」とは、「刺身」や「にぎり寿司」を指しています。

う~ん、別に食べても良いですよ。
あたらなければ・・・。

長く透析を続けていくと、腸の腸壁が弱くなります。
皆さんも、年に1度くらいは「検便」を受けてると思います。

あれは、腸からの出血を調べているのがメインです。

透析患者が食中毒やノロウイルス感染、O-157などになってしまうと、腸に穴が開くような事も起こります。
程度によっては、大量出血の可能性があるので、「生もの」は食べないほうが良いだけです。

夏場は食中毒が心配だし、冬場は感染症が心配です。

もしも、腸から大量出血してしまったら・・・。
もちろん外科的措置は必要ですが、それ以前に、透析に支障が出ます。

透析では、ヘパリンなどの血液凝固阻止薬(血をサラサラにする)を使います。
「血」は体内から出ると、固まろうとする力が働きます。
ダイアライザーで血をろ過するのが透析。
ろ過して体に戻ってくるまでの間に、血液に塊ができ、それが体内に入り、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすと大変なので、ヘパリンなどを使って「血」を固まらないようにしているのです。

当然、体に戻ってきた「血液」はヘパリンなどの成分が混ざっていますので、腸に穴が開いていたら、命にかかわるほどの大量出血を起こしてしまいます。

その為、透析が出来なくなってしまいます。
基本的に、透析の間隔は中2日が限界です。
中3日は、予後に影響を与えますので無理があります。

腸に穴が開くのは、外科的措置で治せますが、中2日の間で治せるかは微妙なんです。

「生もの」はどうしても食べたい時だけとか、また鮮度の良い物を食べるとかにするのがオススメです。

しかしまあ、透析患者は大変です。
注意事項やしんどい事が多過ぎ!
我ながら、時々、憂鬱になります。

でも、負けませんけどね!(笑)

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