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新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。



皆さんは考えた事がありますか?

もしもこの日本が、中東諸国のように戦場だったとしたら・・・。

とても人工透析どころではありません。
逃げまどい、食べ物にも困り、爆撃に怯え、そんな中で透析なんてできる訳ありません。

人工透析という延命治療は、国が平和で、国の医療システムがある程度確立していなければできません。
同じ地球人でありながら、未だ人工透析を受けられない民族は存在します。

透析をしていると家と病院の往復だけで、視野が狭くなりがちですが、丁度新年を迎えました。
この機にちょっと視野を広げてみましょう。

日本にしたって、この先絶対に戦場にならない保障はあるでしょうか?
まあ、そんな確率はかなり低いですが、それでも「絶対」とまでは言い切れないでしょう。
中国や北朝鮮との軋轢もありますし。

今、我々がこうして透析し、生きながらえている事は、とても幸せな事です。
しんどいし、面白い事なんてちっともなくても・・・です。

僕の知り合いの透析患者さんの中には、生きるのが嫌になって、透析に来なくなった人もいました。
透析に行く以上は、生きる意志があるという事です。

皆さんはどうですか?
透析をするようになって、人間の「生死」について考えさせられませんか?
僕はずいぶんと考えさせられました。

僕は若い時、宗教の勉強をした事があります。
手塚治虫さんの「ブッダ」を読んだ事が始まりです。
そういうバックボーンがあって、「逆襲!」の理念などという話にもなってしまうんですが・・・

「生きる」という事は大変です。
その上、透析をしながら「生きる」のはとてつもなく大変です。
以前、中島みゆきさんの「ファイト」を紹介しました。
皆さんはお聴きになられたでしょうか?

あの歌詞の中に「私の敵は私です」というフレーズがあります。
人工透析との闘いは「自分の心との闘い」でもあります。
自分の心を見つめ直す能力が要求されます。
そしてその闘いは涙が出るほど厳しいものです。

だからこそ、この歌を紹介し皆さんに聴いて欲しいと思います。

ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ
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