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以前から何度か書いてきたこの問題。

地元に透析病院がなく、地元の透析患者たちが運動して透析施設を作ってもらおうという試み。

今回は山形県で起きました。

実は僕の地元香川でも起きてますが、今回のように大問題にはならなかったんですよね。
というのは、地元に全然透析施設がない訳ではなかったのでね。

香川の東側には、東かがわ市、さぬき市、木田郡と3つの地域がありますが、透析施設も3つ存在してますんでね。

透析治療計画を白紙撤回…小国町

今回の山形県では、小国町というところで24人の透析患者さんがいて、町立病院に透析環境を作ろうというものでした。

1度議会で設立が決まっていたものの、医師などが確保できず、作れなかったという事のようです。

ん~(>_<)

そうなりますよね。

香川県でも東サイドに透析病院を作ろうと考えていたようなんですが、スタッフや医師の確保が出来ず頓挫したままです。

10床くらいの透析病院を作ったところで採算が取れませんので、最低でも20床は欲しいところです。
そうなると、医師2人、看護師5人、臨床工学技士4人、臨床検査技師1人くらいは用意しなければなりません。

全くの未経験の者では務まりませんので、それぞれに熟練したスタッフが必要です。

ん~。
各病院から生え抜きを1人ずつ借り受けるなどのやり方もありますが、なかなかに難しいですな。

ましてや、医師となりますと。

小国町のケースでも、何としても作りたいからといって、ヘッポコ医師を連れて来たんじゃ意味ありませんから。
それなりに経験ある優秀な医師となるとね。

どこにでもはいませんよ。

24人という事は7~10床くらいあれば良いんですけど、医師がしっかりしてないと、患者さんの延命がうまくできませんからね。
実力も無い医師が透析病院を新設し、移って来た患者さんが次々に死んでしまうケースはよくあります。
(事故死とか医療ミスではなく、透析自体がそれだけ難しいものなのです)

DSCN1429


看護師さんや技士さんのスキルの高さも重要ですし。

まあ、そういう事なら焦って作って命に関わる透析環境を無理やりにでも作るのか、それともそういう優秀な人材を集められるまでじっくりいくかの勝負ですな。

僕は個人的には後者のほうをおすすめしたいんですけど、24人の患者さんの中には遠方の透析病院に通うのが限界を迎えている方々もいらっしゃると思いますのでね。
そう呑気に構えていられないのも分かります。

ん~。

どうすんべ。

僕の地元にも透析病院はありますけどね。
スタッフさんは結構遠方から通ってきてますな。

医師は大学病院から何人か来てますし。

そういうやり方もありますが、医師が常駐してないので、看護師や技士の実力が相当高くないとやっていけません。

臨時的に循環器科医くらいはいないとね。

どうしても透析環境を作るなら、どこかから透析医を連れてくるしかありませんよ。
それなく、透析環境は作れません。

頼りない医師を連れてきてしまったら元も子もないんで、頭の痛いところです。

小国町の問題。
全国の至る所で同様の問題が起きてます。

どうにかしたいもんですね。



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