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このところ、沢山のコメント、メッセージを頂いております。
有難うございます。
黄色いひよこさん、透析患者さん、ドリフトさん、matuさん、非常に前向きなご意見を伺い、僕も勇気100倍です。
お互い頑張って、元気に透析に立ち向かって行きましょう。

とは言え、今回は「人工透析の怖さを感じる日々」の章です。
しかも、今回はかなり重いテーマについて書きます。
心の強さに自信無い方は読まないほうが良いかも知れません。

まあ、このブログにたどり着いている皆さんは、インターネットもお手の物かと思いますので、すでに知っているかもしれません。
「透析終了」についての事です。
「透析終了」とは、透析が不能になる事、つまり、透析をするほうが命の危険が高いため、透析が出来なくなる事を指します。また、全身の血管が使えなくなり、針が刺せない場合も「透析終了」になります。

実は最近まで、僕は「透析終了」なんてものがあるとは知りませんでした。
というのも、僕の周りではそんな事がなかったからです。
もしかしたら、人知れずそういう事もあったのかも知れませんが・・・。

昨年12月に、ある方から相談を受けました。
お亡くなりになった患者さんの遺族の方からでした。

ある日、透析中に心停止を起こし、それ以降、頻繁に透析中の心停止があったそうです。
その都度、蘇生に成功したものの、家族が呼ばれ、これ以上の透析に心臓が耐えられない・・・と主治医から告げられたそうです。
この方は透析19年、11年目にステント造設、16年目に開胸手術をしていたそうです。
長年の透析で心臓が限界に達したと思われます。

遺族の方は「医療放棄ではないのか?」という事をおっしゃってますが、これは違うかと思います。

人工透析はあくまで延命治療です。
医学博士によれば「透析はスポーツをするくらいの身体的負担があります。その為、体力や心臓がその負担に耐えられなければ、透析治療は出来ません。」とあります。
シャントを作ると心臓に負担がかかります。
また、透析もその除水量に応じて心臓に負担をかけています。
更に、体内に水が余っている状態も心臓に負担をかけています。
果物や野菜を食べすぎて、カリウム過多になっても心臓に負担がかかります。

透析患者は何もしなくても心臓に負担がかかっているのです。
心臓の強さは個人差もありますし、透析までの経緯も人それぞれですので、一概に言い切れる事ではありませんが、僕の知る限りでは「透析終了」は極々一部の事です。
ただ、実際、全国で起こっている事でもあります。

透析中に心停止する現場は、僕もこれまでに3回見ました。
ただ、頻繁に心停止が起こるというのは、とんでもなく異常状態です。
もう1回透析したら、今度は助からないかも知れません。
当然、循環器科で心臓の状態を十分検査して、主治医が判断しております。

僕の中でこの「透析終了」は衝撃的な出来事です。
インターネット上でも、時々見受けられる話です。
透析スタッフさんも、ショックを受けておられる方が多いです。

この患者さんは、「これで透析から解放された!」と喜び、好きな食べ物を腹一杯食べ、水をゴクゴクと2リットルも飲んだそうです。そして、透析終了から9日目に息をひきとりました。
それがせめてもの慰めになったのでしょうか?
現在は遺族の方も主治医の話を聞き、納得しておられるようです。

これを読んで、透析が怖くなった方もいるでしょうか?
でも、30年、40年、透析をして、未だ元気な方も大勢います。
そんな方々は「昔はDWなんかちっとも変えてもらえなかったんだぞ。」とか
「昔は透析機器が手動で、回収の時、スタッフのミスで空気が体内に大量に入り、死んだりしてたんだぞ。」とか言って、昔話を面白おかしくしてくれます。

そう言えば、今僕の通っている透析病院の透析機器は全自動だったりします。
初めて透析した病院では、手動の機器を使ってました。

僕の地元でも40年近く透析していながら、未だに元気に農作業して毎年米を作っている方もいますよ。

前にも書きましたが、あなたの周りの透析患者さんを見て下さい。
完全に2グループに分かれてませんか?
元気に頑張っている集団と、ブツブツ文句や愚痴ばっかりでどんどんボロボロになっていってるグループに。
現状は確かに目をそむけたくなる事実がたくさんあります。
でも、現状を知り、対策を練り、実行する。
これが成功の秘訣です。
どれが欠けてもうまくいきませんよ。
元気に頑張れている集団は皆、人生の中でこの秘訣を体感し、無意識でも実行できる集団です。
皆さんも、こちら側の集団で頑張って透析に立ち向かって行きましょう。

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