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透析看護師3年目のYUKIと申します。
トシヒーローさん、聞いて下さい。
うちの病院では、我が儘な患者さんが多く、とても苦労しています。
暴言を吐かれたりとかはしょっちゅうです。
大声でわめかれ、そういう患者さんに付きっ切りとなってしまうと、他の患者さんに、「こっちには何もしてくれないのか!」とわめかれたりしてしてまいます。
トシヒーローさんのブログに出会い、勇気づけられ、今日まで頑張ってきましたが、精神的に一杯一杯です。
何か良い方法はありませんか?
せっかく今日まで築き上げたスキルを、諦めてしまいたくありません。
(YUKIさん・20歳代・看護師)



うぅ~。
透析患者を代表し、まずはお詫び申し上げます。
申し訳ありません。

このYUKIさんからは、今年に入り、ツイッターのチャットで相談を受けておりました。
(僕に相談したい事がある場合、ツイッターのメッセージ機能を使って、呼びかけて頂けるとスムーズです。)
先に言っておきますが、上記の相談内容は筆者によってかなり弱められています。
すべてを書くと、刑事事件にまで発展しかねない内容です。
そこを考慮して読み進めて頂ければと思います。
(YUKIさんが勤める透析病院の主任さんをYUKIさんに紹介して頂き、電話にて事実確認をさせて頂いております。)

さて、僕は透析10年目です。
この10年、心の遍歴が色々あります。
僕も、最初の病院では、どちらかと言えば問題児だったかもしれません。
大声を出した事もあります。
その都度、優秀な看護師さん達が向き合ってくれて、今日の僕があります。

人工透析というのは、人の人格を変えてしまうような治療です。
治療自体は大した事ありませんが、治りもしない病気のために頑張る事に、人生そのものを失望してしまう感覚となります。
「何をやっても思い通りにならない」ような感覚です。
しかも、社会的に理解度は低いです。
見た目で障害者と判断出来ない為、理解してもらえない事が多いです。

徐々に気が短くなり始めます。
そして、大した事でも無い事で、声を荒げたり、イライラしたりします。
普通はこの辺りで、自分の異変に気付きますが、これをほっておくと、うつ病や精神分裂症となりかねません。

透析2~5年くらいの方は、軽度のうつ病比率が高いです。
僕も、自分の周りが全て敵に見える時期がありました。

大体の方は、この辺りで何かをきっかけにして、心を持ち直していけるものなんですが、当然個人差があります。
ここより先に進展し、ソウウツになるか頭がおかしくなるかです。

YUKIさんの勤める病院は、地域で抱えきれなくなった、他院を放り出された、問題のある透析患者を一手に引き受けている病院だそうです。
痴呆症や精神疾患患者が全体の半数近くいるそうです。
いわゆる、最後の砦とも言える透析病院です。

この病院で面倒見切れない患者がいると、もうこの地域では引受け先の透析病院が無いため、どのような患者さんでも、倫理上放り出すことはでjきません。

これは、我々透析患者にとっても大問題です。
頑張れてる透析患者にとっても、そんな面倒な患者と同じ病院で透析すれば、精神的にしんどいです。
僕も最初の病院では、ある我儘な患者さんとケンカ状態になった事があります。

以前から何度か、「患者とスタッフの距離感」に関して書きましたが、患者にとって透析環境の良い病院とは何か・・・という事を突き詰めていくと、スタッフの苦労が置き去りになってしまう気がします。

スタッフだって人間です。ましてやYUKIさんのように(数々のスキルを持つ優秀な看護師だそうです。その為、よく働くので矢面に立つ状況になり、YUKIさんが苦労する事になっているそうです。)厳しい環境で働いていると、とてつもなく大変です。

2014年6月、ショッキングなニュースが流れました。
とある透析病院で、医師が透析中に患者の透析機器を殺人目的でいじり、刑事事件となりました。
この医師とこの患者の間に、特別な軋轢はなく、結局はこの医師の精神状態の異常が引き起こした事件と言われています。

精神を病んでしまうのは、何も透析患者だけではありません。
そういう患者の面倒を見るスタッフだって、精神は一杯一杯になります。

僕がこのブログを立ち上げた最大のテーマでもあります。

透析患者は透析導入初期(0~5年間)に精神に異常が表れ、軽度のうつ状態になりやすいです。

この時、自分さえしっかりしてれば何とかなります。

しっかりしてくださいよ~~!全国の透析患者さんの皆さん~!
苦しみは分かります。
でも、いつまでもクヨクヨ、イライラしてたら、頭おかしくなっちゃいますよ~!

今、僕が通っている透析病院はとても優秀です。
約15床づつ、4つのフロアに分かれていますが、1フロアを担当するスタッフは2名です。
全自動の透析機器のなせる技ですが、それでも15患者を2人で面倒見るのは大変です。
とても忙しく立ち回っていますので、患者の方が気を使い、声はかけにくいです。
賛否はあると思いますが、おかげで患者とスタッフの距離感はかなり遠めです。
僕にとっては、透析に集中でき、またスタッフは仕事に集中でき、とても良い透析環境だと思います。

患者はスタッフとの距離感を遠ざけて下さい。
我々は、透析さえしっかりしてもらえば、それで良いのです。
距離感が近いと、妙な精神的軋轢が両者に生まれます。
世間話がしたければ、患者同士でしてください。
その代わり、自己管理は自分でしなくてはなりません。

スタッフさんも患者さんとの距離はできるだけ離して下さい。
医療上の話でも無い限り、自分から話題を振ってまで話する必要はありません。

話がそれてしまいましたが、YUKIさんとその主任さんには、チャットや電話で僕なりの対応策は伝えました。
ただ、地域の問題患者を一手に引き受けてくれている病院ですので、かなり難しい問題だと思います。

当ブログでは、これからも透析環境に起こる様々な問題を取り上げて行く予定です。
相談は、僕のツイッターからメッセージ機能を使って呼びかけて頂ければ、チャットで会話出来ます。

これからも良い透析環境を構築するべく、みんなで力を合わせて頑張って行きましょう。

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