透析患者&透析スタッフ応援ブログ

透析患者の逆襲!~人工透析との壮絶バトルブログ~

慢性腎炎からの人工透析により無職へと転落!病気ビンボー、無為地獄、腎臓がん、心筋症、世の底辺から立ち上がるイチ透析患者トシヒーローの透析エッセイです。

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闘う人工透析患者になろう!

今の病院に来て変わった事

そう言えば、前の病院時代までの9年間は、透析中にブザーがブーブーとよく鳴ってたんですよ。

ところが今の病院に来てそれがなくなった。
滅多に鳴らなくなったのですな。

前の病院なんかブザーじゃなく「ブウォー!ブウォー!」という船の汽笛のような音だったので、1回でも鳴るとうるさくて気を使いまくったんですけどね(-_-;)

これって何でかと思えば、針か?
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一体何から始める?

根本的に言えば、そもそもこのブログを書くきっかけになったのは、僕の周りで心が折れていく患者さんを多く見て来た事なんですよね。
まず、自分自身がそうだった訳です。

だから、どういう状態で心が折れていくかは、僕は自分の経験から何となく分かる訳でして。

まあ、もちろん、頑張ってやれてる人でも一切心が折れないという訳でもないでしょうし。
それは健康な人も同じではあるけれども、僕らやはり「透析」がある分、心が折れる可能性も高い訳です。
何かやろうと思った時に体調が悪くなったりだとかがありますからね。

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まず歩いている事が大事

僕は透析に行っても4時間寝てますからね。
これは睡眠時無呼吸症候群のなせる業なので、多分4時間ずっと寝るというのが出来る人もそう多くはいないですよね。
少なくとも僕の周りで4時間ずっと寝てるのは、僕と窓際の患者さんの2人だけですな。
ん~(-_-;)
いやね、安積さんとメールしてたんですけど、隣のベッドの患者さんが相変わらず賑やからしいですな。

で、安積さんと言えば、常に耳栓・アイマスクなどフル装備なんですよね


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透析してても元気はつらつ軍団!

なぬ(-_-;)

沖縄の海で日光浴!
まっくろくろすけ?

なぬ(-_-;)

車で近畿一円をドライブ?
各地の透析仲間に会って食事会?

なぬ(-_-;)

北海道に飛行機で行って、仲間と合流?

やるもんだ。
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透析で信頼されるのはとても重要

監督のせいにしたり、誰かのせいにしたりは簡単。

だが、その部分は簡単には変えられない部分でもある。

なら、自分が変わった方が早い。

サッカー選手 長谷部誠

んな~。
早く日本代表監督・長谷部誠の時代が来て欲しいですな。

僕はよく知ってるんですよ、サッカー好きですからね。
長谷部は高校時代なんか全くの無名でしたな。

それが浦和に入ってから目立つ存在になりましたよね。

高校の監督ですら、長谷部がプロからスカウトが来るなんて夢にも思って無かった。
他にもっとやれる子が多くいたって言うくらいですから。
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人工透析に支配されない!

僕も会った事がある女性患者さんとある有名な透析医の先生がソーシャル上で深夜に激論バトルしてましたな~。

思いは皆たくさんあります。
そして思いかたは様々です。
しかし、そこに論拠があれば、何となく言いたい事は掴めますな~。

患者の立場、医師の立場、それぞれ難しい問題もあります。

その前に1人の人間として生きて行こうとすれば、色んな壁が立ちはだかる。
そしてそこに「延命措置」としての透析があります。

自分の主張をする際に、よく、
「こういう言い方をすれば批判されるかもしれませんが・・・」といった但し書きをする事はあると思います。
それだけ、世の中の意見は多種多様なんですよね。

しかし、批判を恐れて主張しないのでは、何も起きません。
あえて、厳しい批判を受けてでも、主張したい事があるなら主張すべきだ! と僕は思いますね。
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人工透析の罠

いや~、「人工透析の罠」というので検索をかけてみると、何か僕のブログも上位に来るんですけども、
「~~なるわな。」という方言で上位にきてしまうという(-_-;)

更に僕のブログより上位の「人工透析の罠」というタイトルで書かれてるのが、まあ、知ったような聞きかじったような誤解の多いモノでしたんでね。

僕はもっと「人工透析の罠」というタイトルで検索の1位を取れそうな良いモノを書いてやろうという企画で書く事にします。

さて、検索エンジンの「人工透析の罠」で1位を取れるかな~(>_<)
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精神的に追い詰められやすいですけども(-_-;)

まあ、透析の事を話したりしたりしてますとね。
僕の場合はどちらかと言えば技術論よりも精神論が中心になるんですけども。

いや、今は大丈夫でも、透析ってそんなに甘くないんですよね。
確かに、腎不全末期は酷い尿毒症で貧血やむくみ、呼吸困難など色々あったのに、透析をするようになったらその症状は一端和らいだり、なくなったりしますのでね。

体が楽になって心も救われる。
そうすると、「透析って凄い!」ってなって、人工透析の本当の負の部分を見なくなる病にかかっちゃう場合もあるのですな。


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元気で生きられてるところを見せるのがこれからの人工透析だ!

「結果」は望む事から始まる

ん~(-_-;)

透析歴43年のS姉さんの言葉ですな。
昨年の神戸の全腎協全国大会で述べられていました。

S姉さんとは潜り抜けてきた修羅場の数に差がありますんでね。
教わる事が多い訳ですが、確かS姉さんの全国大会のスピーチされてる映像の記憶があったので、一体どこで見たんだっけか?
と、昨日はネット上を徘徊しまくりましたね。
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糖尿病性腎症の患者さんの苦労が身に染みるぜ!

昨今は、糖尿病から透析導入される方が増えているらしいですが、僕の知り合いや友人にもそういう方は多いです。

もうね、そういった方が物凄い苦労してるのを目の当たりにしますので、僕自身はその気持ちを100%理解できないまでも、何となく見ていて分かりますな。

何と言っても、透析では水分制限があります。

が、僕の感覚で言えば、糖尿病では血がドロドロになりやすいというイメージなので、水分制限し過ぎたら糖尿の進行を早めてしまうのではないか?

という単純な疑問を感じたりしますな。
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ミルトン・エリクソンは難しいけど人工透析にはうってつけだった!

あはは(^◇^)
最近Oさんの心理学にハマっているトシヒーローです('◇')ゞ

僕が唯川恵さんの小説が好きなのの一つには女性心理を学びたかったですからね。
作詞家を目指していた(別に今でも諦めてはいませんし)過去があって、女性主人公の詞を書く機会があったんでね。

例えば、「聖母たちのララバイ」と「WOMAN」の違いなのですな。

岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」は男性作詞家である山川啓介先生の作詞。
アンルイスさんの「WOMAN」は女性作詞家の石川あゆ子先生の作詞なのです。

いかにも「聖母たちのララバイ」は男性が書いたっぽい女性の歌詞ですし、「WOMAN」は女性ならではの感覚で書かれてるのが分かりますな。
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アドラーの名言から上手に闘病する法則を見つける!

そう言えばですな、僕は最近、ちょっと文章の理想が上がり過ぎてしまったのか、自分の書く文章がチンケに見えてしまいましてね。

で、色々試行錯誤してるのでございますな(-_-;)

カウンセラーのOさんがよく「アドラー」という名前を出してるんで、何者かな? と気になって調べてみたんですよ。
おお!
この人か!

僕も名言とか好きなのがある人でした~(*'▽')
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ん~(-_-;) これは人生初の無題か!

人生には三つの坂がある。
「上り坂」、「下り坂」、そして「まさか」。

ん?
何か最近のドラマで見たぞ!

人生で成功を収める3つの乗り物と乗ってはイケナイ乗り物

波に乗る、勢いに乗る、メディアに乗る、そして調子に乗る

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最近、前向きな患者さんが増えて来たゾ!

いや~、何か最近、TwitterやFacebookで、
「透析時間を伸ばす」、「QBを増やす」、「在宅透析化する」といった方が倍増してる気がしますな。

一方で、透析時間の延長を希望したら怒られたという話もちょっと出てしまっていますけどね。

とにかく前向きな患者さんが増えてきました。
とてもうれしい限りですな。

僕が書いてる記事が影響してるのかどうかは知りませんが、透析病院がそれに対応してくれるならドンドンやってみていいのではないでしょうか?

自分に合って無いレベルまで引き上げてしまうとちょっと問題はあるんですけどね。
やはり現代はしっかり食べてしっかり透析というのが大事なような気がします。

これも実際、在宅透析で長時間透析をしてる方を見れば、一目瞭然ですからな。
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人工透析とどう向き合うのか!

シャントPTAを心待ちにしているトシヒーローです('◇')ゞ

最近はFacebookやTwitterに書き込んでくれる方々も増え、本当にたくさんの交流が生まれました。
まあ、皆さん、頑張っている方が多いですね。
僕も励みになっております。

色んな意味で統計なども取っていますので、後々データが揃っていけば公開したいと思います。

ゴールデンウイークにもかかわらず訪問頂きまして有難うございます~(*'▽')

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透析10年生でプロ入り!

人生には分岐点となる事が結構ありますね。

人工透析となった僕の場合は、その人工透析を受ける事になった瞬間こそが、1つの大きな人生の分岐点だったと思います。

実は僕は野球やサッカー観戦などスポーツを見るのは全般的に好きですのでね。
また、人間ウォッチングを結構やってしまいますね。

元広島東洋カープの山本浩次選手は、鳴り物入りで広島に入団したモノの、若き頃は打率250.ホームラン10本くらいの成績で、もっと強いチームならレギュラーすら危ういという成績でした。

ところが、30歳頃から突然330. ホームラン40本というスーパースター級の成績を残すようになるんですな。
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人工透析を味方につける生き方を目指そう!

透析導入が決まりました。どうなっちゃうんでしょうか?」

まあ、そういった事を今でもよく聞かれます。

一応ですな、最近はこういう時、
「透析はしんどいですよ。でも、透析した方が元気に生きられます。」と答えるようにしております。

「透析なんて大したことありませんよ!」と言ってしまうとですな、「辛い、しんどい」と感じた場合は何倍も辛さが身に沁みますからね。

最初からしんどいと思っておけば、
「あら?言うほどでもなかったな!」と思えるケースが多いからです。

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心の目で見てみる!

顔をいつも太陽の方に向けて下さい。
影なんて見ている事はないわ。


ヘレン・ケラー

もしも幸福な人生を送りたいと思うなら
ほんの一瞬でも胸に手を当てて、
足下に生える雑草や
朝日にきらめく花の露を見て下さい。
心の底からしみじみと感じられる喜びが
無数にある事が分かるでしょう。

ヘレン・ケラー
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病との戦いは蜜の味 にまっ('_')

とかくこの世は頑張る人は叩かれやすい。

あはは(^◇^)
じゃあ、世の中全員頑張るな。
ちゃらんぽらんにやりたい事だけやっとけ!

って、それじゃ、どんな世の中になってしまうだろうね~。

怖そうだ(-ω-)/


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きっと超えてゆける!

人は成長する生き物ですからな。

苦しい時だってある。

僕は思うんですけどね。
「苦しい思い」を「苦しい」とも思わず突き進んで行ける人も世の中にはいるでしょうな。

言ってみればイチロー選手のような。

だけどね、「苦しい」時に、その苦しさが人より身に染みてしまう人もいますなぁ。
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果てしなく続く人工透析の世界観

人工透析を受けているとあらぬ誹謗中傷を受ける事はたまにあります。

「でも、ガンのほうが大変だから。」

ん~(-_-;)
そうでしょうか?

治る可能性を残しているガンと、永久に治らない腎不全とでは意味合いのベクトルが違うと思いますね。

そもそも透析患者さんはガンになる確率は他の健常者より高いですから。
透析治療と抗がん剤治療の両方を受けている患者さんもいます。

僕も腎臓ガンでしたし。

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悲しいニュースと湧き上がる闘志!

非常に残念なニュースです。

僕が医師から人工透析導入について話を聞いたのが2006年です。

その時、最初に思ったのは木之本興三氏と同じ病気なのか?って事です。
サッカーJリーグ創設に尽力された1人でもある木之本興三氏。

1月15日、68歳の人生に幕を閉じました。
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厳しい闘病にも負けない生き方TOP5!

健康な方々には分かりにくいと思うんですけどね。
闘病ってひと口に言っても、これに立ち向かうっていうのは大変なんですよ。

要は「人間は体が資本」なんですね。

闘病って言うのは、すでに体の調子が悪い訳ですので、精神的な踏ん張りが効かなくなってしまいます。

つまり、頑張りに対応できる体力が無いんですよ。

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闘う人工透析患者になろう!29

基本的に、可能性を下げているのは「自分自身」です。

自分自身の「どうせ無理だろう!」というネガティブな思いで、90%は道を閉ざしているものです。

人は何でそうなってしまうんでしょうね?
物事はやってみなくては分からないものなのに・・・。
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闘う人工透析患者になろう!28

つまらぬ事をする者には、つまらぬ人生しか訪れません。
基本的な世の摂理です。

そして残念な事に、つまらぬ事をする者は自分がつまらぬ事をしている事に気付いていません。

ドンドンつまらぬ人生というドツボにハマっていく訳です。

そもそも、つまらぬ事をしている・・・という自覚があれば、やりませんからね。
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闘う人工透析患者になろう!27

まあ、分かりやすく言えば、僕が長友佑都さんやメッシや本田圭佑選手とサッカーで戦っても、勝てない訳ですよ。

そりゃ、無理です。
死ぬほど努力しても無理です。

生まれ持った資質と、子供の頃から培った技術やノウハウがありますからね。
だけど、彼らに勝つ方法が無い訳ではありません。

人の土俵で戦えば、そりゃあ、簡単には勝てませんけどね。
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闘う人工透析患者になろう26

人生とは不条理なものです。

例え財を成したとしても、あの世に持っていける訳でもありませんし。
可愛い子供の生涯までは見ることが出来ない場合がほとんどですし。

何かとそこには目に見えない制約があります。

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闘う人工透析患者になろう!25

あなたが何をやろうとしても
あなたは間違っていると批判してくる者がいます。
しかも、その批判がさも正しいかと思わせるような
多くの困難が待ち受けます。
計画し、最後まで貫くには、最大の勇気で挑まなければなりません。

Whatever course you decide upon, there is always someone to tell you that you are wrong. There are always difficulties arising which tempt you to believe that your critics are right. To map out a course of action and follow it to an end requires courage.

エマーソン(アメリカの作家・詩人)
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やるからには1番!2位じゃダメなんです!

あなたを15歳に戻してあげます。
ですから、20年間死ぬほど特訓して100Mを9秒台で走れるようになって下さい。

あなたを10歳に戻してあげます。
ですから、20年間死ぬほど特訓して1時間にラーメンを20杯食べれるようになって下さい。

できるでしょうか?
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闘う人工透析患者になろう!24

人工透析を受け続ける・・・というのは重い事ですか?

治ることもなく、迫ってくる死への恐怖、次々と襲い掛かる合併症、思い通りにさせてくれない病院・・・、
確かに、気が重くなる事に満ちていますね。


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闘う人工透析患者になろう!23

人は一体どこまで試練が訪れるのだろう。
多くの悲しい思いもあった。
辛い別れや、苦しい思いもたくさんあった。

そして、人工透析・・・。
これがトドメだと思っていた。
でも、次から次へと襲ってくる「病魔」の恐ろしさ・・・。
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闘う人工透析患者になろう!22

「プロ」という言葉についての第2弾です。

よく「透析患者のプロ」という言葉を聞きます。
精神面をなし崩しにしやすい環境である透析患者さんにとって、しっかり勉強し、自分を持っていただいたほうが、透析治療に差し支えずに済む・・・というところから、生み出されてきた言葉だと思います。

しかし、僕は、この「透析患者のプロ」という言葉に「違和感」を覚えます。
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闘う人工透析患者になろう!21

「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが、何でも出足が大切です。
何事も「やろう!」と思ったその時に始めてしまわないと、「やらなく」なってしまいます。
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闘う人工透析患者になろう!20

人工透析を導入した当初は、皆さん誰もがこの自分の環境に、心の中が右往左往したと思います。
でもまだこんなのはマシなほうで、生まれつき物心つく前に透析患者になってしまった方もいます。
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闘う人工透析患者になろう!19

私たちは誰しも、少なくとも主観的には
「苦しみたくなんかない」と思っていることでしょう。
ところがその割には
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闘う人工透析患者になろう!18

悲しみや苦痛は、
やがて「人のために尽くす心」という
美しい花を咲かせる土壌です。
心をやさしく保ち、耐え抜くことを学びましょう。
「強い心で生きるために」
言い換えれば、
「あせらずに、文句を言わずに生きるために」
できる限りの努力をすれば、
いつかは楽しく満ち足りた生活を送れる日がやって来ます。
(ヘレン・ケラー)

おおお!
見えない、聞こえない、しゃべれないの3重苦、ヘレンケラーにこう言われてしまうと、返す言葉が見つかりません。
僕ら透析患者や透析スタッフがこの「人工透析」ごときでゴチャゴチャ言っていられません。

ヘレンケラーはどうしてこんなに心が強いのでしょうか?
でも、僕はそうは思いません。

皆さんも分かると思います。

ヘレンもこう思う事で「こんな苦しみに負けてたまるか!」と自分に言い聞かせていたのだと思います。
その純粋な気持ちが生んだ名言ではないでしょうか?

そして、多くの透析患者や透析スタッフが、同じようにこの苦境と向き合い、歯を食いしばって頑張っていると思います。

でも最終行の「満ち足りた生活を送れる日」というのは、透析患者には当てはまらないのでは?
と思いますか?

そ~でもないですよ。
だって幸せの秤なんて人それぞれじゃないですか?

生きてるだけでも幸せだ!
なんて言ったら、それこそもう何でも幸せになっちゃいますからね。
心の持ち方一つでいくらだって人は幸せになれるんです。実はね!

幸せになりたい!
ではなく、もうとっくに幸せなんですよ。
気づいていないだけです。

ええ~っ!
って思いますか?

じゃあ、言います。
50年前の日本では、透析を受けられたのは50歳未満の男性だけなんですよ。
しかも、年間の医療費を全額払える人だけ。
皆、田畑を売り土地を売り、透析をしてました。
そして、借金まみれとなり自殺していった人もいます。
一家心中してしまった人もいます。
こう言った話は多く残されています。

現代の僕で例えれば、透析およそ10年ですから5000万円近いお金が必要ですよね。
こりゃあ、とっくに終わっていますね。
とっくの昔に僕は死んでいたでしょう。
50年前の時代なら。

女性はお金があってもアウト。
子供ですらアウト。
老人などは論外とされていたんです。

どう思いますか?

それでも幸せでは無いと言いますか?

現代日本に生まれてきて、50年前に頑張って政治活動してくれた多くの透析患者がいてくれたおかげで、今我々がこの世に存在しているのです。
50年前に頑張って活動してくれた透析患者達は、今はもう誰一人生き残っていません。
さすがに透析50年という人は聞いた事無いですし。

その時代にはインターネットなんてありませんから、そうした人たちの手記などは見当たりません。
でも、手書きのもの、書籍はあります。
死を目前に(もちろん自分のためではあると思いますが)政治に訴え、必死にこの病気と闘っていたのです。
我々は、そうした人達の遺産でなりたっています。

この事実を踏まえても、まだ幸せじゃないと言い切る人は、
・・・・・・・。
です!

・・・・の部分は皆さんの今の心一つで、入る言葉が違うと思います。

このブログにたどり着き、読者になってくれている皆さんは(ありがとう☆)、心が強い人もしくは、心を強くしたいと思っている人ばかりです。
簡単に心を病んでしまうような人が読めば、腹が立つような内容だと思います。

人工透析という現実の前でも、この苦しみから多くを学べる人達ばかりです。

僕も子供の頃にアニメでヘレンケラーを見ましたが、もう一度ヘレンケラーを読んでみようと思います。
彼女のように強く生きたいですからね。


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闘う人工透析患者になろう!17

万策尽きたと思うな。
自ら断崖絶壁の淵にたて。
その時はじめて新たなる風は必ず吹く。
( 松下幸之助 )

いい言葉だと思います。
透析になって、人生が思うようにいかない・・・と嘆いた事はありますか?
僕らは今、断崖絶壁に立っています。
そして感じて下さい。
新たなる風を。

よく、今が人生のどん底、これ以上落ちようが無い!後は上がるだけ!と言いますが、
正直に言っておきます。
今は人生のどん底ではありません。

人工透析をしている以上、今よりもどん底は必ずやって来ます。
そして、その真実を皆、透析施設で見て知っています。

それがみんなの心を蝕んでいる原因です。
この先の本当のどん底を知っていながら、見ないふりして笑っているだけで本当にいいのでしょうか?
どん底よりもずいぶん手前なのに、心を病みかけてイライラしてるだけで本当に良いのでしょうか?
除水量が多いとか少ないとか、ラーメンを食べたからどうだとか、そんな目先の小さな事だけで、この最後の数年を過ごしていて、本当にいいのでしょうか?

以前に、鬼束ちひろさんの「月光」を紹介した事があります。
まさに透析患者の気持ちを歌っている歌であると紹介したと思います。
「こんなもののために生まれたんじゃない!」
というフレーズは僕の心の叫びでもあります。

僕は透析をするために生まれてきた訳ではありません。
この歌を聴くと、僕は今、断崖に立っている気分になります。
そして、不甲斐ない自分に涙ぐみます。
涙をぬぐったその時、新たなる風を感じる事が出来ます。
こんな、たかだか人工透析ごときに負けたくはありません。

皆さんはどうでしょうか?

形は違えど、新たなる風を感じませんか?


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闘う人工透析患者になろう!16

このブログのおかげで、随分と透析の勉強が出来ました。
そして、多くの人にネット上で出会い、おおお!全国にはこういう考えもあるのか!と色々知る事ができました。
そして、1番驚いたのは、在宅透析移行してる人が思いの他多い事です。
僕も現在の施設の中ではほかの患者さんから「元気やなあ」と羨ましがられますが、在宅の人はもっと元気で、ネット上や社会で活躍されています。

僕も仕事を始めましたし、しっかり稼いでそういった方の仲間入りをするべく頑張っていこうと思います。

透析をしながらの就業は大変だとは思っていましたが、僕の場合は20代の頃のスキルと人間関係の後押しがあり、おかげでパソコン1台で何とか食っていけそうなメドが出来つつあります。

そして、その道でそれなりの成功をすれば、これから続く人達の良い手本になるかと思っていたのですが、実はすでに先人がいて、透析をしながらパソコン1台で月収50万円稼ぎ、それで在宅移行しているグループがありました。

僕もその人達のサイト記事を書き、それが仕事として成立しそうです。
更には「クラウドソーシング」という仕事の形態でパソコン1台で仕事が可能です。
まだ現時点では登録はしているものの、パソコンに不慣れなため、手を付けられずにいますが・・・。

「クラウドソーシング」とは、ネット上でWEBデザインや文章作成などの仕事を請け負う事です。
実際に月に20万円以上稼ぎ出している主婦の方とかは数千人に及びます。
初心者でも無料の講習などもあり、数万円レベルならどなたでも稼げる可能性があります。

多くの透析ブロガーがいますが、その文章力を利用してそういったやり方で仕事をしている方も多そうです。

また、ネット上では多くの甘い餌がばらまかれていますが、(例えば1日5分で月に30万!みたいな)まあ、眉唾ものの物も多いです。
「クラウドソーシング」は普通の請負ですので、そういった物とは基本的に違い、企業側から依頼を受けて仕事し、報酬をもらうという、フリーの仕事で安全です。
まあ、僕の場合は「フリーライター」という位置づけになると思います。

実際に活躍されている人の中に、matuさん(ハンドルネーム)という方がいます。
千葉県出身の44歳で、透析歴は12年、透析に通いながらパソコン一つで仕事をしている方です。
最近、腎臓がんにより、腎臓摘出の手術を受けましたが、退院後早くも活動しています。
彼のやっているのは、根本的にWEBデザインが中心ですが、それは透析導入以前からIT企業で働いていた実績があるからです。しかし、どちらかというと機器メンテナンスが中心だったようで、WEBデザインに関しては透析導入後、独学で身につけたそうです。

それでも、WEBデザイン業で月収30万、自己サイト運営収入で50万、合わせて月80万の所得を得ています。
(おおよそです)
matuさん曰く、「最初からうまくいった訳ではありません。月に10万円稼げるようになるまで5年かかりました」というように、かなりのイバラの道だったようです。
しかし、僕らはそういった先人のノウハウを手にする事が出来ますから、早い時期からある程度の収入を得る事が出来ます。

と言うと、変な商法を勧めてるのか?と思われるかもしれませんが、確かにサイト運営などで稼ぐのはみなさん難しいかもしれませんが、「クラウドソーシング」はただの請負業であり、普通の仕事ですから。
信用が付けば、仕事も増えていくという、普通の仕事です。

透析患者だからと言っても、本人がやる気になれば何でも出来るという事です。
中には、歩行困難の方でもしっかり稼いで在宅透析に移行した方もいます。
驚きのガッツですね。

という事で、現在僕も修行中です。
頑張って、僕も在宅透析移行に挑戦しようと思っています。


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闘う人工透析患者になろう!15

人工透析をしていながら、色んな事にチャレンジするのは大変です。
頑張って挑戦したものの、そのせいで理不尽な結果を招き、大変な目にあった事もあります。

ただ、何かをすれば何かを失う・・・なんて事はよくあることです。
普通、世の原理はそういう風にできています。
そこには透析患者だとか健常者だとかは関係ありません。

だから・・・

人は何時でも、「出来ない言い訳」を考えてしまいます。
何もしないのが、何も起こらず1番ラクですから。
何かをするっていうのは、結構面倒な事ですし。

でも、頑張っている人を見ると、何か自分も頑張らなきゃならないような強迫観念にとらわれる事もあります。
何かをしようと思うなら、「出来ない言い訳体質」から脱却しなければなりません。
そんな時、役立つのが「出来る理由」を考える事です。

今の自分には、ハードルの高い事はとても出来ない・・・なんて諦めた事はありませんか?
それって、「人間は成長する」って事が計算に入っていませんよ!
確かに今のままの自分では出来ない事でも、成長すれば出来る事も増えます。

その物事をクリアするために、どんな成長が必要なのかを箇条書きにし、1個1個クリアしていけば良いだけです。
「出来る理由」を考えると共に「なぜやりたいのか?」を考え、更に到達した時の自分がどんなに輝いているかを想像してみると、より良いかもしれません。

どっちみち、人生なんて透析になってなくてもそんなもんです。
上を目指すなら、その闘いに参加していくしか方法はありません。

「やればできる!」なんて言ってる人が「やってる」ところを見た事はありません。
「やればできる!」は、「出来ない言い訳」だからです。

ただ、みんなが上を目指さなくても良いです。
いや、むしろ上を目指してくれない方が、競合を避けられてコチラとしては有り難いです。
そういう人は何も目指さず、一生「出来ない言い訳」だけ考えて生きてくれれば、こっちはライバルが減って目標を達成しやすくなって有り難いです。

さあ、上を目指すため、今日も「出来る理由」を考えましょうか。
成功している人は、出来る理由を考えるのがうまいです。

僕もグチグチ言うだけの透析患者からは卒業しようと思っています。
人生の闘いは、生まれた瞬間からもうすでに始まっているのですから・・・。


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闘う人工透析患者になろう!14

おおお!
ブログなんか若い人しか見てないと思いきや、79歳という人からメッセージ頂きました。
有難うございます。

僕が社会人になりたての頃、会社ではデータのコンピューター化を推進し始めました。
1988年頃でしょうか。
僕もその頃はワープロで仕事をしていたので、パソコンには免疫があります。
僕より20~30年上の世代の人は、免疫が無い人も多いかも知れません。

僕の周りの65歳以上の透析患者さんも、みんなガラケーですね。
スマホの人は見かけません。

しかし、僕は今現在ケータイは持っていません。
こういう機器は僕の場合、すぐに依存症になってしまいます。
まあ、依存症は良いとしても、僕はそれでいくらでも悪事が出来てしまいます。
とはいっても法に触れる事はしませんけどね。(笑)
なので、仕事とかでどうしても必要でなければ、ケータイは持たないようにしてるんです。

不便と言えば不便ですが、25歳頃まではケータイなんて持ってる人はほとんどいなかったので、ケータイ無しでも生きていけます。

しかし、今、仕事で必要とはいえ、パソコンを手にしています。
これって、でかいケータイみたいなもんでして、やっぱりすでに依存症気味です。
仕事で文章ばっかり入力していますので、すっかり腱鞘炎ですし、時間に余裕があるとインターネットばっかり見ています。
これで、リネージュ(古い~笑)のようなオンラインRPGでもやり始めてしまうと、更なる依存症になりそうなので、結構頑張って我慢しています。

さて、透析患者になって、新たに仕事を探すと言うのは結構難しいです。
特殊技能や資格などを持っていれば良いですが、そうそう都合良くはいきません。
夜間透析など工夫の手立てはあっても、なかなか職場では透析の理解も少なく、苦労されている人は多いのではないでしょうか?

ハローワークなどで職を得ても、理解面では同じ事です。
しかし、地域の障害者就労支援を受けると、その辺りもサポートしてもらえます。
むしろ、透析をする事で頭脳がシャープになる事もあり、我々透析患者を受け入れる企業はメリットもあります。
残念ながら今のところ、メリットを理解してくれる企業が少ないだけです。

支援を受けて就労した場合、企業側も人工透析に対して理解しようと努力してくれるという側面もあります。

透析をしているからと言って、何もかも諦める必要はありません。
透析患者になってから、資格試験に挑戦し、各方面で活躍されている人は何人もいます。

現在仕事をしている人はともかく、仕事をしていない人は時間はたっぷりあります。
この時間を生かせば健常者に勝るとも劣らない武器になります。
この武器を生かさない手はないですね。

まだまだ、人生ひと花もふた花も咲かせる事は可能です。
せっかくの人生です。
何か自分らしい事にチャレンジしてみませんか?

仕事に限らず趣味でも何でも良いと思います。


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闘う人工透析患者になろう!13

サッカーもそうだけど、野球もそうです。
世界照準に変わってしまいました。
その他のスポーツでもラグビーも凄かったし、今の日本は世界的な選手がよく出ます。

なんでそんな話をするのかって言うと、透析だって世界照準で考えてみたいからです。

知ってますか、日本はすっかり4時間透析が定着していますが、
フランスは8時間透析が定着しています。
もちろん体格の違いもあるんですけど・・・。

8時間透析だと予後の良さもかなりいいらしいです。
実は日本でも、在宅透析してる人は睡眠時間を利用して8時間とか出来ちゃうんです。
更にオーバーナイト透析をやっている施設でも8時間透析が出来てしまいます。
オーバーナイトは滅多にやってないですけどね。
都市部の透析病院ならたまにやってるところもあります。

仕事と透析を両立するためにやってる人も多いです。
僕の周りにもいますが、小さいお子さんがいると、仕事せざるを得ませんから・・・。
頑張って両立してる人もいます。

フランスだと、両立が当たり前なんですけどね。
透析してても、普通に社会の中に溶け込んでいます。
予後が良いので精神を病む人も少ないですし。
8時間透析の効果の高さを実感してしまいます。

透析なんて大した事無いという人(僕も)もいますが、
じゃあ、なぜこんなにも精神を病む人が多いのか・・・。
何か問題があるからです。

僕は以前にも何度も書きましたが、日本の透析は「予期不安」を抱える事が多いです。
「予期不安」とは将来の不安の事です。
軽く考えがちですが、「予期不安」というのは、人間の精神を捻じ曲げてしまいます。

最近、幼児虐待で死なせてしまう親の話がよくニュースで流れています。
「予期不安」を強く抱えている人は、キレ方が一時的に爆発してしまいます。
他国のニュースで、バスの運転手を執拗に蹴り続ける男の映像を見た事ありませんか?
あれが正に「予期不安」からくるキレ方です。
僕はそれを「火病」と呼んでいます。
「火病」などという名称の病気はありませんが、簡単に言えば瞬間湯沸かし器のようにキレて、一時的に善悪の判断がつかなくなる精神病です。
そもそも、ガンをつけられたからと言って、子供を1時間半も殴る蹴るなどは普通しません。
完全に「火病」のなせる業です。
まあ、あの男は住むところも無かったようですし、20歳くらいのそっち系の人が簡単に稼げる訳でもありませんので、相当な「予期不安」があったと想像できます。

透析患者はこの「火病」にかかりやすい環境である事を理解しておいて下さい。
これを理解しているだけで、防げる病です。
理不尽なクレーマーも正に「火病」です。
あれほどクレームをつければ御用になることなんか誰でも分かるはずなのに、目先の事しか見えなくなってしまいます。
現実にそういう人がいます。

透析環境の中でも色々な人がいます。

僕が以前、透析をしていた施設で、あるバアさんが、ある看護婦さんに「やかましい、静かにしろ!」的な事を言っていたんですが、
いやいや、普段一番やかましいのはそのバアさんなんです。
やかましさ1位が2位に注意してる・・・。
看護婦さんがすぐに謝ったので、口を挟むのは避けましたが、思わず「お前が1番やかましいやろ!1番の分際で何言うとんや!」と口に出かかりました。
あぶねえ、あぶねえ。

まあ、僕は賑やかな方が好きなので良いんですけど・・・。
あんまりシ~ンとしていると憂鬱になっちゃいますから。
ちょっと話声がしているくらいが丁度良いんです。

変わってますか?

患者さんによっては、ちょっとの話し声も嫌だという人も多いですね。
で、それで文句をつけるレベルまでいってしまうと軽度の「火病」です。
普通はちょっとイライラする程度までです。

火病の人は、イライラする事を追いかけるようになります。
テレビの中のタレントの発言にさえイライラします。
いや、じゃあ見なきゃいいじゃねえか!
なのに、火病の人はそのタレントの出てる番組を探してまで見続けてドンドンイライラしてしまいます。

イライラする事を追っかけ続けていると、しまいには犯罪者にまで転落してしまいますよ。
そもそも、イライラする事は体に良くない!
つまらない病気を次々に自分でおびき寄せてしまいます。

「透析」を逆襲の理念で考えるとどうなるの?
「1000人に3人しか経験できない貴重な体験ができて、面白いな!」です。

透析は我らに色んな思いをさせてくれます。
辛い事も多いです。
あははは!
中々に面白い人生じゃ~~~!


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闘う人工透析患者になろう!12

「神」なんていない!っていう読者さんはいるでしょうか?
うううん。
見た訳じゃ無いからそれも仕方ないでしょう。
僕にしたって、半信半疑なんですから。

でもね、その理由が「だって、何にも願いを叶えてくれない・・・」だったら、それはちょっと誤解しています。
前にも書きましたが、
天を仰いでも「神」はいません。
「神」は心の中にいます。
「神」が望んでいるのは、人の心の成長の1点のみです。
心を成長させるために「試練」を与える事はありますが、「願い」は聞いてくれません。

それが「神」なんです。
人が人間的に成長するには「不幸」が1番なんです。
苦しい時ほど、人は考え、行動し、そこから脱却しようと頑張ります。
時々、「不幸」に負けて愚痴だけになる人もいますが・・・。

心の中からあなたを見てますので、ごまかしは効きません。
全部見透かされています。

「透析」になった事は、決して楽しい事ではありません。
悲しく、辛い現実だと思います。
だけど、「透析」になったあなたは「神がかっています。」

「神がかる」というのは、良いほうのイメージで使う方が多い言葉ですが、本当は違います。
例えば、スポーツ選手が大舞台で突然大活躍を繰り返したり、営業マンが難しい契約を度重なって成約させたりした時に「あいつ、神がかってんなぁ!」と使うのが一般的です。

しかし、本当は度重なる「試練」を受けてしまう事を「神がかり」と言うのです。
成功の方の「神がかり」というのは、単にそれまでその人が努力してきた事が「花開いた」結果であって、別に「神がかって」いる訳ではありません。

度々「試練」を受け、苦しい思い、悲しい思いをたくさんする事は大変です。
でもそれは「神」の期待を一身に受けている事を指しています。

あなたを「成長させてあげたい!」
そういう「神」の意思が働いています。

アハハハッ!(^^)/
そんな苦しい試練なんか嫌だ!
という人が大半でしょうか?

まあ、そうでしょう。
僕だってしんどいのは嫌です。

日本に生まれ、「人工透析」をする・・・、
生まれてくる国によっては、「透析」という手段を用いず、すでに腎不全で死んでいる可能性だってあるのですから・・・。
何のためにこんな病気と闘わなきゃいけないのか・・・?
もっと真摯に考え、立ち向かう必要性があります。

なにも節制や、健康管理だけが大事ではありません。
それも重要ですが、心の成長の方が大事とも言えます。
「病は気から」という言葉もあります。
気持ちが歪むと、体も歪みます。
このパターンは、自分で「不幸」をおびき寄せてるだけで、「神がかり」とは違います。

「人工透析」という治療を受けている患者さんの中には、それまでの病気の経緯の違いから、難しい病状になって苦しんでいる人も多いと思います。
僕が軽はずみに「透析なんて楽勝だ!」なんて言うと、カチンとくる方もいらっしゃるでしょう。
おっしゃる通りです。
僕の周りにも様々な患者さんがいますので、よく分かっています。
それでも僕は「透析なんて楽勝だ!」と言うのです。
心が歪むと体も歪む事に早く気付いて欲しいからです。

「透析」なるって事は嫌でも「神」に愛されまくっている可能性が大です。
「神」はあなたの心の中から、あなたを凝視しているかもしれません。
もう、ホントに見られまくっていますから!

我々、透析患者は「神」に愛される選ばれた人種なのです。
もう、頑張るしかありません!!!

闘う人工透析患者になろう!11

この世に「バチがあたる」とかは無いんですか?
私は若い時、ちょっとヤンチャしてまして、今透析になっているのはバチがあたったような気がしています。

(匿名さん・61歳・透析7年)

「バチが当たる」、「天罰」、「因果応報」、
全て存在します。
どれも宗教的には「借銭済まし(しゃくせんすまし)」と言います。(宗派によって呼び方が違います。)

「闘う人工透析患者になろう!9」では、我々透析患者は、この肉体を選んで生まれてきた・・・と書きましたが、確かに中には、「天罰」や「因果応報」で透析になった人もいるのではないでしょうか?

透析になっても頑張れている人は、「みたま磨き」のためにこの肉体を選んで生まれた可能性が高いですが、頑張れない人の中には、「借銭済まし」の為、透析になった人がいるのかもしれないですね。

人は些細なことでも悪事をなせば「借銭済まし」が襲い掛かかってきます。
罪の重さに関しては、この世の刑法とは少し違っていて、肉体を傷つけるより心を傷つけるほうが、罪が重いかも知れません。
例えば「殺人」であれば殺したことよりも、被害者の家族や友人達に精神的ショックを与えた事のほうが、罪として大きくなります。

「借銭済まし」とは、生きている間に、悪事の借りを返す・・・といった意味合いがあります。
皆さんの心の中に神はいますので、何を思っているのかさえ神はすべて御見通しです。
そして、プロセスよりも結果のほうが大事です。
良かれと思ってやった事が悪い結果を生んでしまい、人の心を傷つけてもやはり「借銭」が溜まります。
風邪をひいても、高熱がでたりするのは、「借銭すまし」なのかも知れません。

むしろ我々が、生きている間に「借銭すまし」できるのは幸運です。
生きている間に悪事の借りを返し終わっておけば、死んでも1段下の世界に落とされる事はありません。
楽な世界で30年~100年の休息が与えられます。
人が、人生の最後に大きな病気をしてしんどい思いをするのは、ある意味仕方ありません。
心の神が、死んでしまう前に必死に「借銭」を返してしまおうとしてくれている証拠です。

問題なのは、生きている内に「借銭」が返しきれなかった場合です。
死んでしまった時、まだ「借銭」が残っていると、死後の世界ではその8倍の借銭を返さなければならなくなります。
1段下の世界で8倍ですから、透析なんて比べものにならない程、しんどい思いをさせられますよ。

心の中に神はいます。
何かある時は胸に手を当て、心の神を感じて下さい。
神は基本的に「試練」以外は与えませんが、時々気まぐれで「何がしかのヒント」を与えてくれる事があります。
「みたま」が磨けている人ほど、そのヒントに気付きやすくなります。

宗教的な話は取っ付きにくいという方もいるでしょうが、
「みたま磨き」、「借銭済まし」、「神は心の中にいる」
といった事を知っているだけでも、神の恩恵は受けられるんですよ\(^_^)/

闘う人工透析患者になろう!10

前章では、「みたま磨き」について書きました。
「みたま」は漢字では「身魂」、「御霊」、「御魂」と宗教によって字が違ったりしますので、便宜上「みたま」と表記しました。
僕自身は何教にも属しておりません。(家は浄土真宗です)
若かりし時に手塚治虫さんの「ブッダ」を読み、そこから宗教に興味を持ち、仏教、般若心経、親鸞、法然、浄土真宗、聖書、キリスト教、スウェーデンボルグ、日月神示、出口王仁三郎、出口直、陽気暮らし(天理教)、幸福の科学、創価学会、ユダヤ教と興味を持って本を読んだり、セミナーやイベントに参加したりしました。

まあ、知識だけのもので、日本人は無宗教である事(家の宗教はまた別として)が良い方にも出てますので、(宗教戦争とかが無い)僕自身も特にこだわりはありません。

「心の教え」としては、ほとんどがほぼ同じです。表現方法が違うだけです。
しかも、小難しい言葉のオンパレードで、いきなり本格的な事を言っても、現代人は理解しかねます。
般若心経やスウェーデンボルグを読んでみれば分かると思います。
初心者が読んでも何の事やらチンプンカンプンだと思います。

ですので、僕なりの表現方法でかなりかみ砕いています。
ご了承いただければと思います。

そもそも、最近問題のイスラム教にしたって(ちょっとしか読んでませんが・・・)、表現が違うだけで、言ってる事に大差ありません。
解釈が一部の人達に変な風に取られているだけです。
「目には目を歯には歯を」とか「右の頬を打たれたら左の頬を出せ」とかは宗教用語です。
こんな攻撃的な表現があるくらいですから、勘違いして「戦争大好き人間」になっても仕方ありません。
だって、宗教なら「右の頬を打たれたら、何で打たれたのか尋ねて、自分が悪いと感じたら謝りなさい」とか言いそうでしょ。
「左の頬」を出して、相手が手を出そうものなら、逮捕されて有罪になっちゃいますよ。
相手をおとしいれる気か!
「目には目を・・・」に関しては、「じゃあ、自分の家族が殺されたら、相手の家族をブチ殺してしまえ!」になっちゃうじゃないですか!
本来は、「目には目だけにしておきなさいよ」という初歩的教えに過ぎないんですが・・・。
要は、「倍返しだ!」は反則ですよ、という意味です。
とかく人はアダを受けたら、それ以上のアダで返しがちです。
それを戒める言葉に過ぎません。

ところで、神の中には「戦争の神」というのが存在します。
「神」と言っても、本来の神の意味ではなく、この「地球世界」に戦争や地域統一が必要な時、地獄から呼ばれてこの世に生まれてくる戦争の達人の事です。
織田信長や豊臣秀吉、徳川家康、曹操、劉備、孫権、ナポレオンにヒトラーなどがそれに当たります。
総勢100人(100魂)はいるでしょうか。
人は生まれ変わります。
それを証明する方法が1つだけあります。
曹操⇒織田信長⇒ナポレオン⇒ヒトラーは同一の魂です。
違う国の人間でありながら、戦術、戦法が全く同じです。
それぞれの人物を徹底的に研究すると、よく分かります。
時代が違うので兵器の種類は違いますが、新しい兵器好きである事も同じです。
また、1つの失敗から多くを学ぶ事、人事は家柄よりも能力を優先する事、部下に歴史的人物級の大物が多く集まって来る事、古い文化を嫌い新しい文化を築く事、何を取っても同じです。
また、時代に合った画期的な政治手腕もあります。
そして、最後まで完遂できないのも同じです。(自信過剰で最後に失敗する)
この魂がある程度の道筋を作ったら死んで、後を引き継いだ者が世界に安寧を与えています。
これも同じです。

もしも、今の世に「織田信長」が生まれて来たら、10年もあれば世界統一を果たしてしまうでしょう。
逆に言えば、今の時代には「信長」は生まれてきていません。(たぶん)
これは、今の「地球世界」に戦争が不要だからです。

人は成長する生き物です。
今は過去の多くの戦争から多くを学び、調和していく時代に入っています。
つまり今の世なら、戦争なんかではなく、政治で世界統一が出来ると「神」が感じています。
まだ、力による統一が必要なら、とっくに「織田信長」が生まれているはずなのです。
地球連合国とでも言いましょうか・・・、その産みの苦しみの時期に来ています。

おおおぉ!
大きく話がそれてしまいました。(笑)
人は死んでも輪廻転生がある事を証明したかっただけです(笑)。
現在が地球連合への産みの苦しみという話は、他の本格的宗教ブログを読んで頂ければと思います。
必ずどの宗教でもそう匂わせる独特の表現で語っていると思いますよ。
(またいつか、このブログでも書くかもしれませんが・・・)

透析患者は「死」の恐怖をある程度克服しなければなりません。
あまりに「死」に恐れを抱くと、透析を長く続けるにはマイナスです。
透析を長く続けていくと、多くの仲間の「死」に直面します。
「次は自分の番かも・・・」と、徐々に悪くなっていく体調の中、不安がつのります。
そして、その不安が人間性を知らず知らずのうちに、偏重させるきっかけになるかも知れません。

10年以上透析を続けている実に8割の方が、透析10年前後に体調の大幅な異変を感じているそうです。
それまでは何もなく順調に透析を続けていたのに、10年過ぎた辺りから突然体調が悪くなり、透析が苦痛になったという話をよく聞きます。
これは、「虚血性心疾患」の影響が多分にあるかと思います。
透析3年の方100人からデータを取ったところ、61人に軽度の「虚血性心疾患」が見られたという話もあります。
しかも61人中59人には自覚症状が全く無かった・・・という事です。
10年も透析を続ければ、かなりの方が軽度の「虚血性心疾患」になってると思われます。

僕の知り合いの透析患者の方にも15年間は何事もなく、本人も
「透析なんて大した事無い!」と言っていたんですが、突然16年目に心臓が悪化して、開胸手術をし、そこから1年で亡くなられた先輩患者がいました。

あまりに順調に透析出来てしまうと、だんだん透析をナメてしまい、節制が甘くなったりするものです。
そして、1度歯車が狂うと、中々元に戻せなくなります。(正に僕の事ですか~?)

節制が甘くなり、「死」の恐怖があり、体調も10年過ぎて悪くなる・・・。
そんな時こそ心を強くして、透析と闘わなくてはなりません。
どんな人にも「限界」はあります。
透析はその限界を超えていく病気です。
「みたま」を磨き、心を強くし、立ち向かいましょう。
最後の時、「よく頑張った!」と自分で自分を褒められないような生き方では、死んだ後、大変な事になりますよ。

闘う人工透析患者になろう!9

このところ、重かったり、暗かったりする話題に触れてきたので、
今回はもっと前向きな話をしたいと思います。

「人は死んだらどうなるの?」
よく聞かれます。
しかし、死にかけた事はあっても、死んでしまった事は無いので分かりません。
ただ、宗教の勉強を若い頃にした経験がある僕は、宗教的な答えを持っています。

そもそも、死後の世界を理解するには、宇宙的な規模で考えないといけないんです。
神霊界は、11個の世界(宗教によって数が違います)からなります。
分かりやすくするためにタテに11世界が並んでると考えて下さい。(11段の階段のように考えると良い)
我々がよく聞く「天国」が上の8世界、地獄が下の3世界です。

そして、この我々が現存する「地球」世界は、なんと下から3番目なのです。
つまり地獄の最上階となります。
我々の世界は「地獄」なんです。

この世が地獄であるからこそ、しんどい事が多いのです。
1層上は苦しい事や辛い事、痛みとかも無い世界で、この世の楽しいと思える事だけの世界となります。

そして1層下は、この世から楽しい事や嬉しい事を差し引いた世界となります。
この世の苦しみや悲しみだけの世界です。

この11世界の存在を信じろと言っても、見た訳ではないので無理かもしれませんが、まあ、「仮説」の一つとして読んでいただければ・・・と思います。

「神」は人の心の中にいる・・・という話は前にもしました。
元来、人は「神の滴」から生まれます。
1滴から約10万人の魂が生まれます。
心の中の神はこの滴の事です。

この1つ1つの魂を「みたま」と言います。
「神」は1人1人がこの「みたま」を磨き、神霊界の最上階まで登って来る事を望んでいます。

我々の使命はこの「みたま磨き」なのです。
「自分の良心に従って生きる」事がその「みたま磨き」の第一段階でもあります。
「心の中の神に従いなさい」という事です。

人は死ぬと、この「みたま」がどれだけ磨けたか・・・が問われます。
その度合いに応じて、あなたが次にどの階層に進むかが決まります。
自殺した者は、また即座にこの世に生まれてきます。
しかも、前回より少し悪い境遇の元に生まれてしまいます。
「神」が「死」と認めてくれるのは、生をまっとうした者だけです。

そして、死んだあと、約30年~100年間は楽な世界で休息できます。
ただし、「みたま」が磨けなかった者は即座に1段下の世界に生まれます。
我々のいう「地獄行き」という事です。

休息後は、「神」に今度はどのような「みたま磨き」がしたいかのプランを提出し、認可がおりればまたこの世に生まれてきます。
実はあの世では、この「地球世界」は誰もが生まれたい世界の第1に挙げる人気の世界です。
楽しい事と苦しい事が混在する世界は、「みたま磨き」に最適だからです。
そのため、「みたま」をしっかり磨いて魂が大きくランクアップする人も出ますし、逆に大きくランクダウンし、最下層にまで転落してしまう人も出ます。
ハイリスクハイリターンです。
我々は、「みたま」のジャンプアップを狙って、この世に生まれて来ました。
全ては休息中に自分で選んでいます。
よく、「親は選べない!」などと言われますが、実はちゃっかり自分で選んでいるのです。
ちゃんと、自分で「誰から生まれるとみたまが磨きやすいか」を考えて生まれてきます。

大体の人は、自分の「ソウルメイト」から生まれようとします。
「神の滴」1滴から10万人の魂が生まれますが、同じ滴から誕生した10万の魂が「ソウルメイト」です。
家族間に妙な連帯感があるのは、「ソウルメイト」だからです。
ただ、時々、「みたま」のジャンプアップを狙いすぎて「ソウルメイト」以外の人から生まれようとする者もいます。
それが、最悪の事態になった場合、どんな事になるか・・・想像できますよね。

ちょっと説明がおおざっぱなので、ちゃんと理解してもらえたか心配ですが、我々透析患者は、実はそうなる事が分かった上で、この肉体を選んで生まれています。
間違いなく、魂のジャンプアップを狙ってこの肉体を選んで生まれてきたのです。

と言うのも、苦労の少ない人生では「みたま磨き」に不向きです。
人工透析を頑張って行っている人は、それを本能的に感じて、歯を食いしばって頑張っているということです。
すべて、自分で選んだ人生ですから・・・。
頑張れず、心を病んでしまう者は、長い人生の中で、そんなものはすっかり忘れてしまっているのでしょう。
せっかく、「みたま磨き」に向いた人生を選んでいながら、自分で台無しにするとは・・・。
そんな人はこの世で散々しんどい目にあって、死んだら1段下の世界にいくだけです。

これは、あくまで宗教的な話に基づきます。また、宗教宗派によって、解釈や考え方も違います。
あくまで筆者が多くの宗派を学び得た、「まとめ」的考え方ですので。

信じるか信じないかはあなた次第です。
(関さん、ごめんなさい。便利な言い回しなので、勝手に使わせていただきました)

闘う人工透析患者になろう!8

新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。



皆さんは考えた事がありますか?

もしもこの日本が、中東諸国のように戦場だったとしたら・・・。

とても人工透析どころではありません。
逃げまどい、食べ物にも困り、爆撃に怯え、そんな中で透析なんてできる訳ありません。

人工透析という延命治療は、国が平和で、国の医療システムがある程度確立していなければできません。
同じ地球人でありながら、未だ人工透析を受けられない民族は存在します。

透析をしていると家と病院の往復だけで、視野が狭くなりがちですが、丁度新年を迎えました。
この機にちょっと視野を広げてみましょう。

日本にしたって、この先絶対に戦場にならない保障はあるでしょうか?
まあ、そんな確率はかなり低いですが、それでも「絶対」とまでは言い切れないでしょう。
中国や北朝鮮との軋轢もありますし。

今、我々がこうして透析し、生きながらえている事は、とても幸せな事です。
しんどいし、面白い事なんてちっともなくても・・・です。

僕の知り合いの透析患者さんの中には、生きるのが嫌になって、透析に来なくなった人もいました。
透析に行く以上は、生きる意志があるという事です。

皆さんはどうですか?
透析をするようになって、人間の「生死」について考えさせられませんか?
僕はずいぶんと考えさせられました。

僕は若い時、宗教の勉強をした事があります。
手塚治虫さんの「ブッダ」を読んだ事が始まりです。
そういうバックボーンがあって、「逆襲!」の理念などという話にもなってしまうんですが・・・

「生きる」という事は大変です。
その上、透析をしながら「生きる」のはとてつもなく大変です。
以前、中島みゆきさんの「ファイト」を紹介しました。
皆さんはお聴きになられたでしょうか?

あの歌詞の中に「私の敵は私です」というフレーズがあります。
人工透析との闘いは「自分の心との闘い」でもあります。
自分の心を見つめ直す能力が要求されます。
そしてその闘いは涙が出るほど厳しいものです。

だからこそ、この歌を紹介し皆さんに聴いて欲しいと思います。

ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ

闘う人工透析患者になろう!7

以前に鬼束ちひろさんの「月光」が透析患者の気持ちを描いてるのではないか・・・?と言いました。
本当にこの歌はそう感じます。
インターネットさえあれば、自由に動画を見れたりしますが、やり方が分からない人のために、リンク先を載せておきますね。
鬼束ちひろ「月光」 ここから入れば
無料で見れます。

さて、今年も大詰めを迎えました。
皆さん今年1年どうでしたか?

僕も年男の1年がとうとう終わります。

ただ、透析をしているとメリハリもなく正月とか関係なく月日が過ぎていきます。
色々工夫して、季節の物を食べたりなど、何かしないと時間が立つのが早いです。
そして、その時間の早さは心の余裕を奪っていきます。
気を付けて下さい。


人工透析をやっている事自体、もう闘いに参加している話は以前にもしましたが、もう少し付け加えたいと思います。
実は、人は生まれた時からもうすでに闘いが始まっています。
よく、子供が「何で勉強しなきゃならないの?」なんて言いますが、勉強だったり、スポーツだったりで、すでに人の優劣を決める闘いが始まっています。
また、そういった目に見えるものだけでなく、人間性とか、忍耐強さとか、そういう事の闘いも始まっています。
技能と性質の両面の得点が高い人ほど、大人になって高収入になっていきます。

理不尽な物言いですが、それが現実でもあります。
更に、ここには体力も必要です。
いかに技能や性質が優秀でも、それを支える体力が無いと力量が発揮しにくくなります。
それは、僕が透析をするようになってひしひしと感じます。

正に「心技体」です。

くしくも、昨日、「プロ野球戦力外通告」の特番をテレビで放送していました。
毎年、新人が入ってくる分だけ、去っていくものがいます。
厳しい世界です。
アマチュアで勝ち抜いてきた選手ばかりの中で、また闘いがあり、一部のズバ抜けたものだけが生き残れる世界です。
これが社会の中でも起きています。
正規社員と非正規社員、出世する人としない人、社長と部下、大臣と大臣にはなれぬ人etc・・・。

そうなんです。
皆さんは、透析になる前も、こうした闘いの中で生きてきたのです。
もちろん、上を目指さない生き方だってありますが、今の時代、普通を目指して普通になれるほど甘くはありません。
誰だってそれなりの努力はしないと、食っていく事すらままならない時代です。

世間では「ニート」なんて言葉がありますが、そんなのは昔からありました。
昔は年功序列でそういう人は「窓際族」と呼ばれ、新聞でも読んでいれば給料がもらえました。
今はどの会社もそんな人は即クビですよね。
そしたら「ニート」になるより仕方ありません。

闘うのが嫌になってしまった結果です。

こういった競争を皆さんは無意識にやっています。

人工透析になったとしても、やはり闘いの中にいます。
我々の精神力が試される病気です。
他人に厳しく、自分に甘い人は、ことごとく精神を病んでいきます。

そして、自分に厳しく、他人に優しい人は、壮絶な闘いを展開しています。

あなたは、どちらを選びますか?

究極の選択です。
どちらも大変です。

前を向くか、過去を恨むか・・・とも言えます。

愚痴を言ってる暇があったら、自分の事のために時間を使って下さい。
愚痴をいくら言っても、現実は何も変わりません。
無駄です。無意味です。

朝目覚めても、やはり透析患者のままです。

2016年、皆さんはどちらを選びますか?

闘う人工透析患者になろう!6

子供の頃、お医者さんっていうのは、とても偉い人だと思っていました。
いつの間にか僕も年をとってしまい、主治医の先生は皆年下なんです。

透析をしていると、時間の経過が早いです。
透析中はあんなにも時間が長く感じるのに、1週間は早い、早い。

今日、実は僕の誕生日なんです。
48歳になります。

透析患者の身であっても、今日はやはりケーキを食べます。

いい歳をしてケーキです。
なんか、時間経過の速さと、人工透析・・・
透析導入の10年前から、僕の心の年齢が38のまま止まってしまってる感じがします。

なんと言ってもこの10年、透析だけで終わってしまった感があります。
この間に世間では「IPS細胞」が確立し、東北では巨大地震、
中東ではイスラム国、アイドルはAKB・・・
色んな事が起きているのに・・・

皆さんも経験があると思いますが、透析をしていると、心のバイオリズムが激しいです。
強気で頑張れる時もあれば、ナーバスになる事もあります。

丁度今の僕はバイオリズムの底あたりでしょうか。

まあ、よく言われるように、底ならもう上がるしか無い!
とかいって元気を出そうと頑張るのみなんですが、今年は色々あり過ぎました。

丁度その疲れも相まって、ナーバスが究極近いトコまできてしまったような・・・

僕も中島みゆきさんの「ファイト」でも聞いて泣こうかなあ。( ;∀;)
「たたかう君の歌を たたかわない奴らが笑うだろう ファイト!」

凄い良い歌詞です~。泣ける。

で、泣くと、そのあと力が湧いてくる。

そんな気がします。

あ、コレ、「泣く」って大事かも・・・
苦しい時、踏ん張ろうとするけど、一回泣いちゃった方がパワー出るような気がする。
良い意味で開き直れるというか、前に進むしかなくなる・・・というか、
なんかいい感じになるんだよね。

よ~し、やるよ~!
今日は誕生日だしね!

そう言えば、このLIVEDOOR.BLOGって歌詞の著作権、ジャスラックで取れてるそうなので、書いても著作権料を自己払いしなくて良いんだって!(普通は勝手に使ったら大変な事になります)

若い人は知らないと思うけど・・・この歌詞で締めます。


勝つと思うな 思えば負けよ
負けて元々 この胸の
奥に生きてる 柔(やわら)の夢が
一生一度を 一生一度を
待っている

(「柔」 歌:美空ひばり


闘う人工透析患者になろう!5

これまで透析の注意点を数多く書いてきました。
こんなに色々あると大変だ、と思うかもしれませんが、一度に全てが襲い掛かってくるわけではありません。
少し、ペースを下げて気楽にいきましょう。

透析での問題の一つに、「精神面」があります。
頑張っても頑張っても、決して治る見込みの無い病気です。
世間の理解も少なく、風当りも強いです。
当然、精神面に影響が及びます。

1960年代、1970年代、高度成長期の頃の日本人は、とても大らかでした。
ちょっとくらいのトラブルは、「まあまあ」と軽く受け流せる人達がほとんどでした。
やがて、バブルが崩壊し、経済が冷え込むと、些細な事にも厳しい世の中となりました。

人間はどうやら不安感から、イライラが始まるようにできているのだと思います。
かつてはローンで一戸建てを買える時代だったのに、今は先行きの不安から、そんなに長期のローンを組むのは誰でも躊躇します。
10年後、20年後の自分が、今より稼げている自信や社会構造が無い時代となりました。
こういう事が人の心の大らかさを奪っているのです。

透析患者も同じで、将来の不安、「死」の恐怖などから、イライラが襲ってきます。
僕も透析初期の頃は心の持って行き様にとても苦労しました。

皆さんも同じではないですか?
この受け入れがたい「透析」という環境と必死で向き合って、闘っていると思います。

では、透析患者はどうやってこの環境と折り合っていけば良いのか・・・?

これは、「人間いつかは死ぬ」という事を受け入れるしかありません。
そして透析とは延命治療であり、透析という手段がなければ、僕ももうとうに死んでしまっているという現状、それを理解する事から始まります。
そうなんです。透析という手段がなかった100年以上前の時代なら、僕の享年は38歳・・・という事になってました。
「透析」という手段があって、僕は10年も長く生き延びているんです。

これは「おまけ」の人生とも言えます。
この貴重な「おまけ」の人生をイライラするばかりで過ごしたら、もったいないとは思いませんか?
しかもイライラする事で、この「おまけ」の人生の期間を縮めても良いのですか?

透析は確かに厳しいです。
しかし、まだ死んだ訳ではありません。
透析初期の人なら、まだまだ人生ひと花咲かせることは可能です。

僕もあとどのくらい生き延びられるかは分かりませんが、このブログを始めたのは、後世の透析患者さんに無駄に人生を送ってほしくないからです。
正直、この10年の経験を残したかったからです。

「死」を受け入れるというのは、かなり難しい事ですが、例え健康であったとしても、人はいつ何が起きて死んでしまうかは分かりません。

場合によっては、「死」を受け入れ、賢明に生きようと頑張る透析患者のほうが、人生の濃度は濃いはずです。

この「透析」という苦しい環境でさえ、人生のプラスに変える事は可能です。
まさに「闘う人工透析患者になろう!」です。



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闘う人工透析患者になろう!4

普段、仕事をしながら透析に通われている皆さま、ご苦労さまです。
僕も12月に入り、その仲間入りをしました。

ただ、一時は仕事を諦めていましたので、透析以外での時間のつぶし方を色々工夫していました。
透析ストレスを軽減するために色んな事をしましたが、人間たるもの、何かしようと思えばお金がかかってしまいます。なかなか、無料で楽しめる事は少ないです。

やはり一番はテレビを見る事でしょうか。
しかし、毎日、既存のテレビ番組だけでは飽き飽きしてしまいます。
僕は、「スカパー」契約をし、BS、CS放送を見ています。
これは家族間でも大好評で、父は「時代劇専門チャンネル」、母は「渡る世間は鬼ばかり」、僕は「スターチャンネル」で映画ばかり見ていました。

他には、レンタルビデオ店でビデオを借りるのもよくやりました。
1番は米国のヒットドラマ「24」。
当時80歳代の父でも面白いと感じたのか、2か月ほどでシーズン8までの全話見てしまいました。

もう一つハマったのは米国ドラマ「STARGATE」。
これも映画から始まってドラマ全話全て見ました。(父も)
エジプトで発掘された巨大な輪。この輪をくぐると宇宙の色んな星に行けてしまう。
宇宙人との地球存亡をかけた戦い、未知のテクノロジーや同盟した宇宙人たちの行く末・・・など面白さ請け合いです。

映画「ショーシャンクの空に」。
多くの著名人たちが一押しの映画です。
主人公レッド(モーガンフリーマン)とアンディの友情、無実ながら終身刑になってしまったアンディの刑務所での戦いを描いた映画です。
DVD買ってまで何度も見ました。
ラストシーンは何度見ても泣いてしまいます。
スティーブンキング原作、フランクダラボン脚本の最高傑作です。
まだ見てない方にオススメします。

亡くなった父が最もオススメしていたのは、映画「ナルニア国物語」1~3です。
ペベンシー4兄弟が不思議世界「ナルニア」で繰り広げるアドベンチャー。
何といってもアスラン(ライオン)が最高です。
原作も読むと細かいところまで分かりますよ。

まあ、色々ありますが、皆さんも色んな工夫をして透析ストレスと闘っていると思います。
他にも良い情報があれば教えて下さいね。


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高校卒業後、専門学校を経て東京で就職。28歳の時にブラック企業で働き過ぎ、意識不明となり帰郷。その後、入退院を繰り返し、38歳で人工透析に。一気の無職への転落、無為地獄、襲いかかって来る合併症で心臓にステント2個、腎臓ガンで右腎摘出!2015年11月、父の他界を契機にパソコン1個で食っていくと覚悟を決めた50歳のおっさんのブログです(*'▽')

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